人類学者がのぞいた北朝鮮 苦難と微笑の国

鄭炳浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791773930
ISBN 10 : 4791773934
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
380p;19

内容詳細

高圧的な官僚、マスゲームの子どもたち、地方の闇市場で活躍する主婦、平壌の観光客向けホテルで働く教育ママ、空腹で国境をさまようコッチェビ、故郷を恋しがる脱北者―。韓国の文化人類学者が、現地の経験から得た豊富なエピソードと分析から、知られざる北朝鮮の実態を描き出す。北朝鮮理解のための重要書。

目次 : 第1章 青年将軍/ 第2章 幸福を教示する国/ 第3章 父の国の教育/ 第4章 「太陽民族」の誕生/ 第5章 パルチザンと苦難の行軍/ 第6章 差別と処罰/ 第7章 底辺の流れ

【著者紹介】
鄭炳浩 : 1955年ソウル生まれ。博士(人類学)。漢陽大学名誉教授。元韓国文化人類学会長。米国イリノイ大学で人類学の博士号を取得。専門は文化変動論、実踐人類学。韓国の共同保育と共同体教育運動を導きながら、北朝鮮の子どもの飢餓救護活動、脱北青少年教育支援に関わる

金敬黙 : 早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アジアの政治・社会・文化。韓国外国語大学卒業後、東京大学大学院修了

徐淑美 : 東京生まれ。市民団体職員。大学在学中に韓国への交換留学を経て、日本と朝鮮半島の交流事業に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    面白かった。 大陸間弾道ミサイル成功を祝うモランボン楽団コンサート、アイドル系ロック曲”タンスメ”w 韓国の文化人類学者であり北朝鮮支援している人が書いた本。 北朝鮮のことよく知らないので色々興味深い

  • 乱読家 護る会支持! さん

    笑顔で挨拶をし、原則と道徳で相手を批判し、自分達の主張を貫徹し、最大限に自分たちの立場と対面を守るのが北朝鮮の交渉パターン。国際社会から同情を買うような貧困国扱いは受け入れない。「私は幸せです」を歌う子どもたちから、「やらされ感」は感じれない。「教授の子は教授に、農民の息子は農民に」の階級の再生産を良しとする。 金日成を「太陽」と比喩。金日成の誕生説話は、イエス・キリストの誕生伝説をアレンジ。。 正直、北朝鮮の人達の価値観には驚く。 この価値観の国なんだから、拉致被害者の解決を話し合いで求めても無理。

  • トト さん

    韓国の人類学者が、長年訪北したり、フィールドワークを通じて見た北朝鮮という国、人、文化等々について纏めたもの。日本人から見た北朝鮮は「悪の枢軸」で独裁国家で貧しい国、不自由な国民といったイメージが強い。欧米が戦時中の日本を見るようなものだろうか。どんな状況でも生きる人が居て楽しいことも辛いこともある。この本にはそれが集約されている。韓国は友達が居なくて競走ばかりしている不安で窮屈な国、とは韓国に住む脱北者の言葉。自殺者の多い国が、他の国より生きやすいと言えるのか、とふと思います。

  • guanben さん

    筆者は北朝鮮への人道支援に携わってきた人類学者。北朝鮮の関係者達の高圧的な言動とその奥に見え隠れする本音が紹介されていて興味深い。かなり失礼な仕打ちをされているのだが、筆者の、彼らに対する視線は優しい。北の人々は置かれた環境の中で生き抜こうとしているだけなのだと。北の体制批判も極めて抑制的。日本や韓国だって、相当酷いことをしてきたと。ちょっと着いていけない。博愛精神に富んだ、高潔で立派な方なんだろうけども、こうした友好人士が、金王朝存続の手助けをしているのではないかなとも思う。

  • Go Extreme さん

    青年将軍: 核爆弾と交渉戦略 世襲と変化 理念から発展へ 挫折と飛躍 幸福を教示する国 父の国の教育 「太陽民族」の誕生 パルチザンと苦難の行軍 差別と処罰 底辺の流れ: 非公式経済 公式と非公式 実現できなかった夢 遊びと笑い 組織生活と役割劇

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