カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

道尾秀介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062148054
ISBN 10 : 4062148056
フォーマット
出版社
発行年月
2008年07月
日本
追加情報
:
20cm,424p

内容詳細

“詐欺”を生業としている、したたかな2人組。ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった…。〈受賞情報〉日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門(第62回)

【著者紹介】
道尾秀介 : 1975年生まれ。2004年『背の眼』で第五回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。2006年刊行の『シャドウ』は2007年本格ミステリ大賞小説部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • takaC さん

    真相は全く見抜けなかったので強がりでしかありませんが、タイトル(英文も含む)からしてダブルミーニングだったのですね。

  • おしゃべりメガネ さん

    自分の中のベスト・オブ・道尾秀介の作品です。とにかくキャラが素晴らしい!展開もスピーディーで、ジェフリー・ディーヴァー級のジェットコースター的にどんどん話がたたみこむように進みます。もちろんどんでん返しも、もれなくです。『シャドウ』や『片目の猿』も好きな作品ですが、読んでる最中の興奮から、読後感の爽快感まで、何もかもが至福の時に包まれます。ミステリーという限られたジャンルをあらゆる意味で超越し、誰もがこの作品に屈することになるでしょう。直木賞受賞後より、受賞前の作品群のほうが好きなのが本音です。

  • kariya さん

    騙しときたらコンゲーム。道尾秀介で詐欺師ときたら、これはない方がおかしい(笑)。かつて悪徳金融業者に人生と家族を奪われた武沢とテツさん。同じ境遇の少女まひろと出会った時、組織を相手に一世一代の大勝負が始まった。今度こそ騙されまいと構えたものの、元々擬似家族物に弱いこともあり、すっかりストーリーを追うのに夢中に。あちこち散りばめられた仕掛けに翻弄されて、結果は2勝3敗1引き分け。つまりは負けた。でもこの本を読んだ後だと、騙されてみるのも、そんなに悪いものじゃない。

  • エンブレムT さん

    あぁ〜騙された〜〜!善人だったがために転落していった武沢の、悪人になりきれない詐欺師のハードボイルドな話かとおもいきや・・・・。真の悪党達との騙し騙されにハラハラしましたが・・・くぅ・・・何を書いてもネタに触れそう!なんというコメントに困る作品!!・・・書けるのは、騙されたとしても笑顔で本を閉じられるという点かな。最後まで読んで、タイトルが胸に染みてきました。

  • sk4 さん

    心温まるね〜。『向日葵の咲かない夏』書いたのと同じ人とは思えんあったかさ。ただ、まひろがテツさんよりもタケさんに父性を感じた場面は、あとから考えると切ないね。この世の生きづらさと、切なさと、温かさに触れられるストーリーでした。

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人物・団体紹介

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道尾秀介

2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。’07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、’09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、’10年『龍神の雨』で大薮春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、’11年『月と蟹』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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