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片眼の猿

Shusuke Michio

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101355528
ISBN 10 : 4101355525
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2009
Japan

Product Description

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして……。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

<通尾 秀介>1975(昭和50)年、東京都生れ。2004(平成16)年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビューする。独特の世界観を持つ作家として、大きな注目を集めている。2007年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、2009年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞を受賞。ほかに、『向日葵の咲かない夏』『骸の爪』『片眼の猿―One-eyed monkeys―』『ソロモンの犬』『ラットマン』『鬼の跫音』『龍神の雨』などの作品がある。

Content Description

盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして…。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

(「BOOK」データベースより)

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【概要】 私立探偵・三梨は、その能力を活...

投稿日:2010/01/12 (火)

【概要】 私立探偵・三梨は、その能力を活かした盗聴専門の探偵。 その三梨が調査中に1人の女性・冬絵の存在を知る。 そして冬絵とともに巻き込まれる殺人事件。 三梨の心に刻まれた過去の事件とともに 明らかになる事件の真相とは?     【感想】 「そういうことかぁ〜!やられたなぁ〜!」というのが率直な感想。 ″道尾秀介を信じるな!道尾秀介を信じろ!!″のコピーは伊達じゃない。 完全に著者の術中にハマったんやなぁ〜っていう感じです。 とても個性的な登場人物たちで、その点も面白かったです。

NoViTa さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ

    この作家には暗い話と明るい話の両面がありこれは明るいほうに入ると聞きました。カラスの親指には及ばぬもののメッセージがはっきり伝わる不思議な魅力を持った作品。この作品の映画化はまず不可能でしょう。道尾氏の作風はイメージで読ませるタイプ。小説らしい小説であり、特にこの作品は映像にしてしまうと一発でネタバレしてしまう部分もあります。恥ずかしながらその部分に私はやられましたが。騙されたというより気づかせなかったというべきか。とにかく頁を何度も戻らされる作品でした。やっぱりこの作家ただ者じゃない(笑)

  • 射手座の天使あきちゃん

    あまり相性の良くなかった道尾さん、読友さまに背中を押されての3冊目です 盗聴専門の探偵がライバル社からスカウトした女性と虚々実々の駆け引きを繰り返しながら真実に迫りますが・・・  なるほど自分の想像力や読解力のレベルでは作者にとって「飛んで火に入る夏の虫」、「ネギ背負った鴨」でしたね、すっかり騙されました(笑) ストーリーに今ひとつ乗り切れなさを感じましたが、次「カラスの親指」に勝負賭けま〜す(笑)

  • 夢追人009

    道尾秀介さんの長編5作目は真剣に心から多くの人にお奨めしたい異色のハードボイルドミステリの傑作ですよ。本書にはオカルト興味は一切なく私立探偵が主人公のミステリですがドタバタのユーモアあり切ない恋愛ミステリの要素もありで少しも停滞することなく一気読みできて意外性に満ちて読者の期待を決して裏切らない読む人全てに勇気を与えてくれる稀な傑作だと太鼓判を押しますよ。盗聴専門の探偵・三梨が俺の一人称で語る物語。楽器メーカー・谷口楽器からライバル会社の黒井楽器が自社製品の仕様を盗んでいる証拠を調査してくれと依頼される。

  • takaC

    とほほ。全部騙されました・・・

  • ミカママ

    なにせタイトルが強烈で、どんな所以?と考えながら読み進めたのだけど、ラストあたりでどんどん種明かしされていくのが小気味よかった。ただ全体像としてのミステリーとしての出来栄えは・・・少々疑問かな。

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