東京どこに住む? 住所格差と人生格差 朝日新書

速水健朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022736666
ISBN 10 : 4022736666
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
193p;18

内容詳細

東京に変化が起こっている。それは、住む場所に対する人の考え方が変わってきているからだ。家賃が高くても都心に住む人々は、どのようなメリットを見いだしているのか?かつての人気の街は、なぜ衰退したのか?どこに住むかの重要性がかつてなく高まっている時代の、都市暮らしの最新ルールを探る。

目次 : 第1章 東京の住むところは西側郊外から中心部へ(東と西で分断されている東京の「住民意識」/ 「西高東低」で示される東京の住宅地人気 ほか)/ 第2章 食と住が近接している(「閑静な住宅街」というマジックワード/ バルブームと都市 ほか)/ 第3章 東京住民のそれぞれの引っ越し理由(ままならない住む場所選びの本質/ 私鉄沿線のニュータウンの落とし穴 ほか)/ 第4章 なぜ東京一極集中は進むのか(東京内一極集中という現象/ 人口集中と規制緩和 ほか)/ 第5章 人はなぜ都市に住むのか(人はなぜ他人の近くで暮らすのか/ 都市に住むと人は頭が良くなる!? ほか)

【著者紹介】
速水健朗 : 1973年、石川県生まれ。ライター、編集者。コンピューター誌の編集を経て現在フリーランスとして活動中。専門分野は、メディア論、都市論、ショッピングモール研究、団地研究など。TOKYO FM『クロノス』にMCとして出演中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶんこ さん

    表題につられて移転先の参考にと手にするとガッカリするかもしれません。人それぞれの現在の立ち位置でより良いと思われる場所が変わると思います。年金世代で本好きという私には、歩いて行ける距離に図書館が数館あり、病院も買い物も便利な都心がベストですが、大きな犬を買っていたり、土仕事が好きな人は違う価値観となるでしょう。

  • おかむら さん

    最近読んだ久住昌之「東京三多摩原人」とまるで逆なのが面白い都市論。取材例がほぼマスコミ関連職業の方なので、なんつーかなー、高学歴高収入のひと向けだなー。「清澄白河はこだわりのカフェが多くてコーヒーを1日何度も飲むような生活には向いてますし」ってさー、そんな意識高い系のクソおしゃれ野郎なんかお断りだ! 以前読んだ「東京23区格差」の方がどこに住むか考える際ためになると思うよ。

  • ごへいもち さん

    やはり都会に住むほうが良いようだ。自由が丘に住むスタイリストに家賃が割安な錦糸町辺りを薦めても受入れないのは「西高東低」の呪縛とあるが、新しいファッション情報を手に入れやすい街のメリットを無視?

  • ホッケうるふ さん

    30歳で生まれ育った目黒区から埼玉県川口市に引越した自分が思うに日本人において最も引越が身近に迫る時期は結婚と子供の誕生だろう。その結婚と出産を意識する20〜30代までの世代に対する視点が欠落して考察の対象外になっている。実は都心部への居住を目指すその世代の多くは高収入でない限りそれを実現するために少子化と非婚化の道を選んでいる。つまり本書が指摘する東京中心部への一極集中と郊外の衰退は間違いなく少子化を加速させているのだ。どうやら独身らしい著者自身がその点は慎重に言及を避けているのが本書の偏りに思う(笑)

  • miu さん

    東京。住んだことはないけれど、わたし的住みたい所ランキング第一位。自分だったらどこに住むか考えながら読んだ。かつては西高東低。これわかる。わたしも住むなら西側って思っていた。世田谷とかめっちゃいい。(地方都市の者の思考丸出し?!)でも今は東がいいらしい。そう言えばこの前泊まったホテルは小伝馬町だったのだけど、大阪でいう本町に雰囲気が似ていて、住みやすそうだった。東京どこ住む?妄想が止まらない。

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速水健朗

ライター、編集者。主な分野は、文化全般、本や都市、メディア史など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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