福島原発震災のまち フォト・ルポルタージュ 岩波ブックレット

豊田直巳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002708164
ISBN 10 : 4002708160
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
21cm,77p

内容詳細

収束の兆しが見えない福島原発事故。生活の痕跡を残しながらも人影の消えたまち、放射能汚染や行政の対応に翻弄される住民たち…。被災者たちの生の声とともに、原発震災下の実態をカラー写真とルポで描き出す。

【著者紹介】
豊田直巳 : フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)会員。1956年静岡県生まれ。83年よりパレスチナ取材を開始。95年以降は中東のみならず、アジア、バルカン半島、アフリカなどの紛争地をめぐり、そこに暮らす人びとの日常を取材している。2003年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がんぞ さん

    緊急避難地域では、震災後一か月で普通に片づけてない御遺体があった。そのころは牛や犬など動物が悲惨なことになっていたが、現在では植物の力が家屋をほとんど破壊している/「直ちに健康に害はない」枝野発言は不安を煽ったが民主党政権にマスコミは寛容だった。「何十年かあとにガンになる、かもしれない」を恐れて、やみくもに移動させた結果、病人の「関連死」なかには「餓死」まであり、SPEEDI情報を公開しなかったため線量の多い処へ避難もあったという/俺は「1000mシーベルト余命1年減」と考えている。ちなみに喫煙では8年減

  • Wataru Hoshii さん

    震災直後から、地震・津波と原発の二重の被害を受けている現場に入り、取材を続けているフォト・ジャナーリストによる記録。写真だけならば、もっとセンセーショナルなものがすでにネット上で公開されている。遺体しかり、死んだ牛や、野生化したペットも。しかし、そこに住む人の思いを丹念に取材した文章はジャーナリストにしか書けないものだ。その文章があって初めて、写真の向こう側にある真実が見えてくる。ヴィジュアルは雄弁だ。しかしそれを生かすも殺すも伝え手の思い次第だ。

  • FreakyRider さん

    ¥800。ちょっと躊躇ったが買って良かった。カラーの写真つきで被災の状況がリアリティーをもって描写される。原発は生活基盤をズタズタにしてしまった。これでもなお原発政策を進めるのか。きちんとした補償をすべきではないのか。自殺する酪農家が出ていることを知っているか。もうおわったことと思っていないか。できるだけ多くの人に読んでほしい。支援は継続的でないと意味がない。

  • 越部社長 さん

    写真とそれを補足する取材記からなるブックレットで、1時間くらいあれば読める分量だが、そこに込められたメッセージは決してお手軽なものではなく、読んだ後にずしりと重くのしかかる。原発事故直後に実際に福島原発の傍まで近づいたからこそ提示できる実数値の持つ重み、生活の糧を奪われた酪農家たちの日常から拭い去ることの出来ない不安、果ては絶望。そして、そこになんら有効な手を打たない政府に対する憤り。これらは現在進行形の惨状を切り抜いた、被災地の生の声である。

  • じん★ひで さん

    ちょうど二年経過したことを忘れてはいけないと思い、読む。日本人は忘れやすいとよく言われるが、決して消し去ってはいけない出来事が、まだまだ終息していないことの、重みとリアルさを、写真とインタビューで再認識。

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人物・団体紹介

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豊田直巳

フォトジャーナリスト。日本ビジュアル・ジャーナリスト協会会員。1956年静岡県生まれ。東日本大震災・原発事故の翌日から福島の現地に入り、取材を開始した。平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。第66回産経児童出版文化賞大賞(『それでも「ふるさと」』全3巻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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