狼の民俗学 人獣交渉史の研究

菱川晶子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130503020
ISBN 10 : 4130503022
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;22

内容詳細

ニホンオオカミと人間の関係史。かつて「神」と崇められたニホンオオカミが消えてから百年あまり。伝承や図像を丹念にたどりながら、かれらの姿を鮮やかに読み解く。

目次 : 序章 人と獣の交渉史/ 第1章 虎と狼―二つの民俗の位相/ 第2章 民間説話の中の狼/ 第3章 狼の表象史/ 第4章 狼と民俗信仰/ 補章 狼の民俗学に添えて

【著者紹介】
菱川晶子 : 東京都生まれ。2004年國學院大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了、博士(文学)号取得。国立歴史民俗博物館外来研究員を経て、愛知大学非常勤講師・愛知大学綜合郷土研究所研究員。専門は、民俗学・口承文芸学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 志村真幸 さん

     本書は、ニホンオオカミの民話研究を出発点として、その呼び名の変遷や図像上でのイメージの変化など、いくつかのテーマを扱っている。  全国のオオカミの民話を精査し、特徴ごとにまとめるなど、とてつもない労力がかかっていることが分かる。たとえば、「送り狼」の伝承の全国での一覧化は、途次での接し方(149件)、帰着時の接し方(124件)ほかに分けて図表化するなど、これだけでも価値があるだろう。「狼の眉毛」の民話や、狼が出産としたときの「見舞い」などについても。  考察・分析の部分は、かなりの物足りない。

  • Bks さん

    狼・山犬にまつわる民話や山間の人々の信仰を調査している。 男のもとを去る狼女房が、仲間を連れて田植えを手伝う、秋になっても穂が出ないので税を免れるが脱穀するとたちまち米になる。 12の子をもつ山の女神を十二様といい、時に狼と同一視される。十二様には赤飯を供える。妊婦がこれを食べると12人の子ができるので遠慮する。 時期になると田の神に変じる山神と、狼の関係性も興味深い。

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