戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか 光文社新書

菊沢研宗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334035297
ISBN 10 : 4334035299
フォーマット
出版社
発行年月
2009年10月
日本
追加情報
:
18cm,240p

内容詳細

企業が生き残るために必要とされる戦略。それは物理的世界、心理的世界、知性的世界に立体的にアプローチする「キュービック・グランド・ストラテジー」である。現代の戦略論を歴史的観点から考察した必読の書。

【著者紹介】
菊沢研宗 : 1957年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、同大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。88年防衛大学校社会科学教室専任講師。93〜94年ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員。99年防衛大学校社会科学教室・総合安全保障研究科教授。2002年中央大学大学院国際会計研究科教授。現在、慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ただの晴れ女 さん

    戦略とは何か、軍事学の入門って感じ。@物理的A心理的B知性の3累計が面白かった。@力でガンガン殴る(選択と集中も、より力でガンガン殴れるほうがすき、みたいな)わりと惹かれる考え方。笑A日本軍が第2次世界大戦で負けたのは精神論一辺倒だから〜精神論は悪ではなくて、戦略のひとつって考え方が新鮮だった!精神論は根絶しろとさえ思っているから…。B私が思うthe戦略ってこれだこれ!戦車を装ってただの車に発煙装置をつけた話が好き。(敵は戦力を過大に見積もる)ダミーの防犯カメラみたいなものか。

  • 羊山羊 さん

    面白い1冊だったけど、何かこう狐につままれたような感覚の残る本だ。ハート、クラウゼウィッツ等の実戦家、理論家の功績を分かりやすくまとめた本としては良くて、本の前半はとてもいいが、経営に関する話が若干おざなり。戦略家編とビジネス編を分けて作ってほしかった。間接ー直接アプローチや物量作戦の話は面白い。話題のブルーオーシャンも結局相手の物量から逃げるのみで、物理的世界の一元的な鋳型から抜け出せているわけではない、もっと大きな大戦略が必要という指摘は成程面白い。割と気付きも多い本だった。

  • Thinking_sketch_book さん

    ★★★★★ 行動経済学と戦略本を探していたらこの本に行き着きました。物質的だけでなく、心理面だけでなく、知性も考える心技体のような戦略本でした。実務に生きるという意味では具体的な記述が少ないのですが刺激になる本でした。

  • 雨巫女 さん

    何事にも戦略は、不可欠。「物理」「心理」「知性」がキーワード。軍事戦略が、平和利用される事を望む。

  • Meistersinger さん

    精々が経営行動学の動向を紹介しての軍事と絡めた戦略論かと思ってたら、嬉しい誤算。物理的・心理的・知性的の三段階に分かれた(知性が最上位の)戦略論というのはもの凄く興奮させられる(この「三層構造」って、他にも使えそうだなぁ)。

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人物・団体紹介

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菊沢研宗

1957年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。同大学大学院商学研究科博士課程修了。ニューヨーク大学スターン経営大学院客員研究員、カリフォルニア大学バークレー校ハース経営大学院客員研究員、防衛大学校社会科学教室教授、中央大学教授、慶應義塾大学商学部・大学院商学研究科教授を経て、城西大学大学院経営学研究科長

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