明治国家と柳田国男 「地方」をめぐる「農」と「民俗」への探求

菊池清麿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863292307
ISBN 10 : 4863292309
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
358p;19

内容詳細

柳田が描いた真の近代化への途を探る。近代化への煩悶と明治国家の再編を迎えた明治四十年代、その解決策を反近代的手法である民俗学に求めた。明治国家官僚にしてフィールドワーカー・柳田の柔軟性と多様性に富んだ学問と思想をたどる。

目次 : 1 明治国家官僚への途(柳田国男の少年体験/ 柳田国男の青年体験―抒情と屈折/ 明治国家官僚―「農」と「民俗」 ほか)/ 2 明治近代主義への懐疑―民俗への志向(明治近代主義への懐疑と批判/ 明治国家の再編運動―地方改良の理念/ 明治四十年代―柳田国男の思想と行動 ほか)/ 3 学問体系の樹立(モダニズムと柳田国男/ 自己認識の学―常民の思想)/ 近代日本思想史研究と柳田国男

【著者紹介】
菊池清麿 : 1960年生まれ。岩手県宮古市出身。明治大学政経学部政治学科卒。同大学大学院政治経済学研究科修了(修士)。音楽評論・歴史家。橋川文三に日本政治思想史、後藤総一郎に柳田国男の思想を学ぶ。柳田学の近代と反近代の諸問題をテーマに日本の近代大衆音楽の分野において、藤山一郎、中山晋平、古賀政男、服部良一、古関裕而などの人物評伝など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 志村真幸 さん

     著者は音楽評論・歴史家。流行歌、演歌、軍歌についての著作で知られる。  本書は、明治期の近代化に対して柳田国男がいかに対応/対抗したかを総覧した内容。少年・青年時代から、官僚時代の「農政」への関心の在り方へと分析を進め、さらにそれらがベースとなって近代化に抵抗する手段としての「民俗学」が進められていったと論じられている。  ただ、全体として論調に新しさが感じられず、また結論ありきで語っているために、あちこちに齟齬や矛盾が見られる。なにより連想による飛躍が多すぎて、論理展開に付いていくのが難しい。

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人物・団体紹介

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菊池清麿

1960年生まれ。伝記作家、音楽メディア史研究家。明治大学政治経済学部政治学科卒業、同大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士前期課程修了。学部時代は古賀政男の明治大学マンドリン倶楽部で音楽を、橋川文三の日本政治思想史ゼミで思想史を研鑽。当初、橋川文三のゼミ(日本政治思想史)だったが、橋川死去のため

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