「青」の民俗学 地名と葬制

筒井功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226255
ISBN 10 : 4309226256
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
筒井功 ,  
追加情報
:
207p;20

内容詳細

民俗学最大の問題、青地名の謎に挑む!古墳の近くに青地名?なぜ幽霊は柳の下に出るのか?「アオ」「オウ」「アワ」、「青」「大」「淡」…。なぜ地先のごく小さい島が「大島」と名づけられたのか。青木、青柳、青山、青野といった地名は、何を物語るのか。仲松弥秀、谷川健一が先鞭をつけながら筆を置いた課題を、徹底したフィールド調査と研究で立証する画期的な書。図版多数。

目次 : 第1章 南島からの指摘/ 第2章 青地名と古墳/ 第3章 青木地名を訪ねて/ 第4章 「青柳」考/ 第5章 青島は葬送の島であった/ 第6章 対岸の古墳/ 第7章 常世浜は村の先に位置する/ 第8章 日本水葬小史/ 第9章 茨城県・青地名の分析/ 第10章 墓地と葬送の場は違う/ 第11章 古代日本人の他界観

【著者紹介】
筒井功 : 1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまご さん

    「青」地名と死・葬の関係を,日本全国詳細…は無理なので,特定地域を中心に検討された本.興味深かったです.しかし,音の変化とか,江戸より前は同音異義の漢字を当て字の様に多用していたので,今「青」でも昔はどうかなーとちょっと思います.そして,平成の大合併などを経た今,確実に昔の地名が失われていってますもんね…民俗学にもつらい時代なのだなあ. 確かに,海岸からほんのちょっと離れた小さな島を神聖視するのって,よくあるような…あと湖の中の島とか.簡単に自然な結界として囲いやすいのもあるのかもしれません.

  • tom さん

    「青」の付く地名は、死者を祭る土地と結びついていることを証明しようとする本。著者によれば、青色は、大昔には、黒と白との中間の範囲を示すものであり、そこから、あの世とこの世の境界を指すようになったらしい。文字による証拠はどこにもないから、頼りにするのは、ほぼ、地名だけ(地名は、長い年月を経ても、あまり変化しないのが理由)。ということで、著者は、車で寝泊まりしながら、青が付いた地名を訪れ、墓の有無を確かめて行く。すごい労作。でも、推測の積み重ねの論考。読んでいて、しんどくなり流し読みに終わる。

  • はなもんも さん

    大 青 淡 とつく地名は葬送と関わりがあるのではないかという考察。 近隣の土地が例として挙げられていて興味深く読めた。 「だれかが何かに気づくかもしれないので記しておく。」という記述に好感が持てた。

  • メーテル/草津仁秋斗 さん

    谷川健一が唱えた、青という地名と葬送の関連性。それを深めていった本。色んな地名を元に説明しているけど、ちょっと牽強附会と言うか、無理矢理な気がするなあ。でも青と葬送の関連性自体はあってもおかしくないかもなあ、とは思う。

  • Y.C.STUPID さん

    「オオ」の転訛、小さな大島、湾と島の位置関係、地名の拡大や移動、字の消失……とってもエキサイティングな内容。

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