日本版ペコラ委員会 日本型金融システムを総括する!

竹内文則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766820386
ISBN 10 : 476682038X
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
追加情報
:
19cm,384p

内容詳細

米国議会は、政府・行政の過ちを断じて見逃さない。失政を総括しない限り、再生は不能と米国民が確信しているからだ。米国システムの強さを支える「自浄機能」の象徴、ペコラ委員会。金融崩壊を自ら体験した著者が、今こそ国民に呼びかける。21世紀の日本再生に向けて「日本版ペコラ委員会」で総括を。

目次 : 1部 処方箋(日本版ペコラ委員会による「第二の敗戦」の総括/ 一人で行う日本版ペコラ委員会)/ 2部 敗因の分析(日本型システムに潜む敗因/ わが国の権力構造を支えた一九四〇年体制 ほか)/ 3部 金融システム危機のメカニズム(バブル崩壊と金融システム危機の連鎖)/ 4部 検証・金融システム危機の時代区分と責任の所在(第1期・盤石な金融体制亀裂期・90〜93年前半―金融不祥事の続発で揺らぎ始めたセーフティーネット/ 第2期・金融システム臨界寸前期・93年後半〜95年年央―金融破綻の第一歩となった住専処理 ほか)/ 5部 未来への展望(二一世紀にふさわしい日本型システム)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    ペコラ委員会というのは、アメリカの証券大暴落のときに政府が肝いりで設置したもので、それにより証券会社や銀行の重役たちを監獄に送り込んだものでグラス・スティーガル法もこれでできたといわれています。日本版の同じようなものを1990年代に作ろうという考え方もあったようですが、これをやるとほとんど全員の金融関係の会社のトップがお縄頂戴になるということで尻切れトンボになってしまい、いくつかの銀行を犠牲にすることで終わりにしたような気がします。そこら辺の考え方が書いてあり興味深く読みました。

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