骨を接ぐ者 柔道整復師ほねつぎ論

稲川郁子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779514388
ISBN 10 : 477951438X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
追加情報
:
268p;20

内容詳細

切らずに骨折を治す「達人」たちの技はいかにして身につくのか? 熟達の柔道整復師への貴重なインタビューの成果をもとに、正統的周辺参加論やケアリング論を援用しつつ解き明かす、教育学的ほねつぎ論。


●著者紹介
稲川郁子(いながわ・いくこ)
1975年 静岡市生まれ。
1997年 日本福祉大学社会福祉学部卒業。
2000年 大東医学技術専門学校柔道整復科卒業。
2015年 明星大学人文学研究科教育学専攻博士後期課程修了。
現 在 常葉大学健康プロデュース学部健康柔道整復学准教授。博士(教育学)。柔道整復師。社会福祉士。講道館柔道 女子六段。
著 作 「嘉納治五郎の教えから考える柔道形修行の現代的意義」〔共著〕(『常葉大学健康プロデュース学部雑誌』13(1),2019年),「柔道の「形」における具体的指導の重要性」〔共著〕(『常葉大学健康プロデュース学部雑誌』12(1),2018年),「柔道整復領域におけるケアリング概念の検討」(『柔道整復接骨医学』23(2),2014年),他。

目次
 凡 例

序 章 柔道整復師とは何ぞや

  1 骨の接げるほねつぎと骨の接げないほねつぎ
     ――本書の意義
  2 ほねつぎ今昔
     ――史実と現況
  3 本書の構成

第1章 ほねつぎと骨接ぎ
     ――徒手整復と医接連携   
  1 切って治すか、切らずに治すか
     ――観血療法と非観血療法
  2 医接連携
  3 柔道整復師と医師、ともに戦わば
     ――大腿骨すべり症の一例から

第2章 ほねつぎの語りへの着目
  1 本物のほねつぎを求めて
  2 相互行為としてのインタビューと筆者のポジショナリティ
  3 「熟達者」を捉える
     ――先行研究の概観
  4 ほねつぎの「わざ」をどう残すか

第3章 神様が与えてくれた仕事
     ――牧内與吉氏
  1 修行時代
  2 師の教え
  3 修羅場の経験
     ――牧内整骨院院長として
  4 牧内氏と医療連携
  5 ほねつぎの樽に漬ける
     ――弟子の育成
  6 神様が与えてくれた仕事
     ――職業観、家族のことなど
  7 柔道整復師の未来
  8 牧内與吉というほねつぎ

第4章 ほねつぎは武器を持たない武士
     ――門井伸夫氏
  1 修行時代
  2 海を泳いで帰りたい
     ――沖縄初の整形外科診療所にて
  3 双 翼
     ――栗原整形外科時代
  4 使命感を持って、命がけで、燃えてやれ
     ――門井整骨院院長として
  5 栗原氏の魂を受け継
     ――職業観など
  6 門井伸夫というほねつぎ

第5章 教育学的ほねつぎ論
  1 柔道整復師と正統的周辺参加論
  2 柔道整復師とケアリング
  3 熟達の柔道整復師たらしめるもの
  4 教育学的に柔道整復師を捉える

終 章 ほねつぎとしての柔道整復師
     ――記憶と記録

 *コラム一覧
   
  福岡裁判

  ライフストーリー研究

  教員の二種類

  「鬼の栗原」  
 
  栗原医師と結核  

  ほねつぎの息子、かく語りき  


 文献一覧

 あとがき

 事項索引

 人名索引


【著者紹介】
稲川郁子 : 1975年静岡市生まれ。1997年日本福祉大学社会福祉学部卒業。2000年大東医学技術専門学校柔道整復科卒業。2015年明星大学人文学研究科教育学専攻博士後期課程修了。現在、常葉大学健康プロデュース学部健康柔道整復学科准教授。博士(教育学)。柔道整復師。社会福祉士。講道館柔道女子六段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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稲川郁子

1975年静岡市生まれ。1997年日本福祉大学社会福祉学部卒業。2000年大東医学技術専門学校柔道整復科卒業。2015年明星大学人文学研究科教育学専攻博士後期課程修了。現在、常葉大学健康プロデュース学部健康柔道整復学科准教授。博士(教育学)。柔道整復師。社会福祉士。講道館柔道女子六段(本データはこの

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