不登校と父親の役割 青弓社ライブラリー

石川瞭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787231703
ISBN 10 : 4787231707
フォーマット
出版社
発行年月
2000年03月
日本
追加情報
:
254p;19

内容詳細

著者は、長年のカウンセリングと援助活動とによって得た結論として、再登校できる客観的な条件が整っている場合には、まず父親が生活実態に参加することで母と子の連帯を分離すべきであると指摘する。生活そのものを構築しなおし、父親が付き添って少なくとも五日間は一緒に登校する―父親が積極的に参加するこの援助方法で再登校を可能にした多くの事例をあげて、子どもの心理的・社会的な発達には同年齢や異年齢の子どもたちとの集団生活が不可欠であることを提示する。

目次 : 序章 やさしさと不登校/ 第1章 やさしさ予想/ 第2章 やさしさの共同幻想/ 第3章 不登校の構図/ 第4章 不登校の解決の構図/ 第5章 父親の役割/ 第6章 母親の役割/ 第7章 担任・援助者の役割/ 第8章 やさしさからの脱出

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • お悩みパパ さん

    *重要なのは、子どもの年齢が15歳くらいまでを想定していること*かと言って、高校生には全くあてはまらないという訳ではないと思う。 著者のスタンスは、「父親が積極的に生活に介入して、早期に不登校を解決する(父親による第二の出産)」こと。「心の問題」「心の理解」では解決できない、生活問題としての不登校が大半という認識のもと、親が中心となって解決する。 「やさしくしておけば、いつかきっと自分から登校を開始する」という「やさしさの共同幻想」への疑問。問題の核心は子どもの自立に対する大人の役割不全にこそある。

  • nao さん

    「やさしさの共同幻想」など、今までの文科省などの不登校対策を痛烈に批判している。不登校の解決には父権の復活が必要であり、私はそのことに気付かされた。

  • Shun さん

    納得する節はあったが、不登校対応としてはかなり危険すぎる気がした。2000年刊行とかなり古い本だからか、暴力で無理ぐり不登校を解決した事例(暴力行為そのものは否定されている)や、場合によっては父親が怒鳴るべき、もっと毅然と対応すべきと言うような、一歩間違えれば余計引きこもりそうな対処法が書いてあって非常に怖かった。また、欧米では不登校の子の親が逮捕されているという事例を持ち出して警鐘を鳴らしていたが、これを日本でやるなら憲法改正レベルの話になるので、そのあたりの知識理解が著者に足りていないのも気になった。

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人物・団体紹介

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石川瞭子

元・聖隷クリストファー大学社会福祉学部教授、博士(社会福祉学)、臨床心理士。専攻は社会福祉学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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