環世界の人類学 南インドにおける野生・近代・神霊祭祀

石井美保

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814000739
ISBN 10 : 4814000731
フォーマット
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

人間と人間ならざるものたちとの相互交渉とその変容を、「あるもの」の地平を超えて考えていくために。人びとと野生=神霊の力との交わりとせめぎあいを、生物と生そのものとのパトス的な関係性としてとらえなおす、新しい「環世界の人類学」の誕生。

目次 : 環世界の人類学にむけて/ 第1部 野生=神霊の力と人間(水田と山野、神霊の土地/ ペラールの大社と神霊たち/ パールダナ―詠われる起源神話/ 神霊の大祭/ 「やりとりのネットワーク」と野生の力の流通/ 憑依の経験とパースペクティヴの戯れ)/ 第2部 制度的変容と新たな環世界の生成(大社をめぐる抗争と神霊のエイジェンシー/ 南カナラにおける土地制度の変遷/ 母系制の近代法化と母系親族集団/ 人々にとっての母系制/ 「土地の主」としての神霊と土地改革/ 大規模開発の中の神霊たち/ 工業プラントにおける新たな環世界の生成)/ 存在、パトス、環世界

【著者紹介】
石井美保 : 京都大学人文科学研究所准教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。一橋大学大学院社会学研究科准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文狸 さん

    存在論的人類学の流れを受けて、さらに一つその先の話をしているという印象。それ[神霊]は人々の生活世界であるジョーガの領域につながりつつ、人間にとっては不可知のマーヤの領域を満たす力であり、それらのあいだにおいて刹那的にのみ現勢化される=「いまだ—ない」と「すでに—ない」のあいだに束の間顕在化する偶有的な様態である(465ページ)。

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