中東民衆革命の真実 エジプト現地レポート 集英社新書

田原牧

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087206012
ISBN 10 : 4087206017
フォーマット
出版社
発行年月
2011年07月
日本
追加情報
:
18cm,252p

内容詳細

イスラーム世界で広がり続ける民衆革命。英雄も指導者も不在という「新しい革命」は何を意味するのか。エジプトを軸とする中東の動きを長年観察し、現地取材を続けてきたジャーナリストが、今後の中東情勢を考える。

【著者紹介】
田原牧 : 1962年生まれ。東京新聞(中日新聞東京本社)特報部デスク。91年に湾岸戦争、94年にルワンダ内戦・難民問題を取材する。95年からカイロ・アメリカン大学に留学し、2000年までカイロ特派員。同志社大学一神教学際研究センター(CISMOR)共同研究員、季刊『アラブ』(日本アラブ協会)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takeapple さん

    何よりも、革命の渦中、現地に飛んでいろいろなひとの声を聞いて、なぜ「一月二十五日革命」がおきたのかを考えている。著者は、絶対に革命はおきないだろうと考えていたことを正直に告白している。誠実な人だなと思わせる。現地の声は、革命の若者たち、ムバラク大統領、ムスリム同胞団、野党、軍などを市民がどう思っていたかという現場の声にまさるものはない。今後中東がどうなっていくのか。貧しきものに、幸多からんことを望む。日本でも不正義から目をそらさずに、民衆の幸せを求めて行動するべきだと強く思う。

  • うえ さん

    いまいち。「デモを呼びかけた人物たちの一人、ワーイル・グネイム…はエジプト生まれだが妻は米国人ムスリマである。バイリンガルで2008年11月にインターネット検索最大手グーグルに入社した」「呼びかけはネット上で次々に転載されたが、これらのページの中心になった青年たちは既成の左翼政党やイスラーム主義団体のメンバーではなかった。むしろ、ロックやラップになじむ上流か、中流の上の家庭に育ったノンポリに近い青年」「「25日のデモは若い一握りの若者たちが呼びかけた」」著者は日本赤軍が好きなんだろうと思う

  • wei xian tiang さん

    中日新聞デスクというだけでアレだが、著者自身が自分自身の「革命への憧れ」をはっきり書いている上に、あろうことか日本赤軍の岡本公三(無辜の数十名の市民を殺戮した紛うかたなき人殺し)に「氏」を付して敬意を表している。日本赤軍自体についても「心ならずもテロ組織視されている」というシンパ的立場が垣間見える。そんな人間の書いたものと割り引いて読まないといけない本。

  • halfpint さん

    うーん。この人自体がこの本の限界なんじゃないかな。個人的希望による楽観が多すぎる(そして外してしまっている)、今となっては現地の空気感が多少伝わるのが値打ちか。

  • Meistersinger さん

    他の評でもあったが、米国外しなどの国際社会から見た評価の部分は少し情緒的な感じもして残念。それよりもエジプトに身を置いて観察した、「革命」を遂行した新世代や読み書きができず貧しいままの人々の様子などが「空気」を伝えてくれる。読書中に別の切っ掛けから考えたのは「カリスマリーダーのいない企業・運動の方がトンデモなく大きなことをやらかす傾向にある」ということ。エジプトはそれに当てはまりそうだが、まともな新政府が作れそうにないことを考えると、良い意味で大きな結果になるのだろうか。

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人物・団体紹介

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田原牧

1962年生まれ。ノンフィクション作家。東京新聞(中日新聞東京本社)特別報道部デスク。季刊“アラブ”(日本アラブ協会)編集委員。2014年、『ジャスミンの残り香―「アラブの春」が変えたもの』で第一二回開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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