自民党本流と保守本流 保守二党ふたたび

田中秀征

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065122846
ISBN 10 : 4065122848
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
239p;20

内容詳細

石橋湛山を源流とし、鳩山一郎、吉田茂、池田勇人、田中角栄、大平正芳、宮沢喜一、細川護煕、橋本龍太郎、小渕恵三…。幾多の指導者を輩出してきた保守本流。その保守本流の2000年代の凋落と自民党の変質。自民党本流の祖・岸信介の孫である安倍晋三政権が続く中、保守本流の復活はあるのか?新たな視点からわが国の戦後政治を解明し、この国の行方を見通す刮目の論考!

目次 : 保守本流と自民党本流/ 大日本主義に対抗する保守本流/ 本流の源流 鳩山・石橋・吉田/ 石橋湛山と岸信介/ 冷戦と保守合同/ 保守本流の申し子・宮沢喜一(1)/ 空回りした“未踏への挑戦”宮沢喜一(2)/ 細川と宮沢の“ふしぎな関係”/ 保守本流の再興に挑んだ田中角栄(1)/ 希代の創業政治家田中角栄(2)/ 沖縄の側に立った保守本流/ 転機となった“加藤の乱”/ 小池現象で判明した政治の空洞/ 世界から必要とされる国へ/ 現在の時務は何か

【著者紹介】
田中秀征 : 1940年長野県生まれ。東京大学文学部西洋史学科、北海道大学法学部卒業。83年に衆議院議員初当選。93年6月に新党さきがけを結成し代表代行に就任。細川護煕政権の首相特別補佐。第1次橋本龍太郎内閣で経済企画庁長官などを歴任。福山大学教授を30年務め、現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サトシ@朝練ファイト さん

    石橋湛山、吉田茂、岸信介から現在まで一気に読ませます。今の政治のなぜを少し解いてくれた気がしました。

  • hk さん

    自民党といえば保守ならびに改憲という固定観念がある。だが実際には自民党も改憲派と護憲派の寄合い所帯だ。本書では前者を「自民党本流」後者を「保守本流」に峻別し、55年体制の申し子・自民党を解析していく。「自由民主党」は、吉田茂率いる「自由党」と岸信介の影響力が強い「民主党」が合併して生まれた。だが自由党と民主党では歴史認識に大きな隔たりがある。自由党は大日本帝国の戦争に大義はないとし、民主党は大義があるという前提を有す。つまり自由民主党はその出自からして一枚岩ではない。反共という一点での大同団結政党だった…

  • matsu04 さん

    「自民党本流」とは岸信介に発する流れ(同党の党是とされる憲法観や歴史観は岸思想そのもの)であり、かたや「保守本流」の源流は石橋湛山である。すなわち「戦争中に日本は誤った道を歩んだ」と断じる湛山と岸とでは歴史認識が決定的に異なるのであって、この二つを源流とする今の自民党には「大きな無理がある」と田中秀征は強調する…、なるほどなるほど。

  • スプリント さん

    石橋湛山に着目して保守本流を説明しています。 ご自身も政治家として活躍された田中秀征氏だけあって内情が詳しく書かれています。

  • はる さん

    ナショナリズムをどういうふうにしてプラスの方向にむけるかということが問題ですね。これは結局、人間自身の問題です。つまり体制とか組織とかいうけれど、つきつめていえば人間の問題だ。人間が人間自身と取り組む、これが一番重要なことではないですか。いわゆるリベラルは自国の過剰なナショナリズムにはきわめて有効な対抗力となり得る。しかし、他国のナショナリズムが自国を侵害する場合には対抗する術とはならない。リベラルな主張に真剣に耳を傾ける保守の出現が切望されている。

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