Product Details
ISBN 10 : 4000255088
Content Description
時を越え、笑いと人情に溢れた世界へ私たちを誘う落語。“江戸東京”という仮想の都市を支える物語として機能し続ける、その役割と意義とは?そこに映し出される願望を活かせるなら、私たちは何をすべきなのか。文学・文化史・都市論・文化人類学等の知見から浮かび上がらせる画期的論集!国内外の長屋の写真も多数掲載。
目次 : 1 都市の物語としての落語(江戸東京の物語としての落語/ 落語―文化人類学の視点から)/ 2 落語がつくる地理感覚(動く江戸東京落語―「黄金餅」から出発して/ 「文七元結」と江戸・東京/ はるかなる「落語国」をさがして―落語のフィールドワーク)/ 3 長屋噺をめぐるフィクションとリアリティ(「長屋」という思想/ 「怪談牡丹燈籠」の長屋/ 「お節徳三郎」論―熊さん八つぁんたちのフェミニズム)/ 4 長屋の比較文化論(都市空間のなかの長屋―江戸東京とヴェネツィア/ 上海の長屋と滑稽戯/ 現代の長屋ぐらし事情)
【著者紹介】
田中優子 : 1952年生。法政大学社会学部教授、法政大学総長などを経て、法政大学名誉教授。専門は日本近世文化・アジア比較文化。『江戸の想像力』(筑摩書房)で芸術選奨文部大臣新人賞、『江戸百夢』(朝日新聞社)で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞。2005年度紫綬褒章。江戸時代の価値観、視点、持続可能社会のシステムから、現代の問題に言及することも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2024/12/08
funkypunkyempty
読了日:2023/12/11
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