Product Details
ISBN 10 : 4623096653
Content Description
リスケーリングとは、ローカル、ナショナル、リージョナル、グローバルといった領域的空間的スケールが時代や政策によって再編されていくことである。本書は、東南アジアにおける各国の経済発展とそれに伴うリスケーリングについての個別事例を議論する。国家の統制力が弱い東南アジアをこのリスケーリング論から見たとき、よりドラスティックで新しい東南アジア地域研究が拓かれる。
目次 : 東南アジアの現実とリスケーリング/ 第1部 「国家のリスケーリング」とアジア(ニール・ブレナーの「国家のリスケーリング」理論―国家空間と都市空間の不均等な重なり/ 東アジアにおけるリスケーリング論をめぐって)/ 第2部 東南アジアにおける資本戦略の再編とリスケーリング(インドネシア首都圏形成過程にみるリスケーリング/ フィリピン―ナショナルの不在と希求/ マレーシアにおける天然ゴム製造業の台頭と躍進―国家の成長戦略を越えて)/ 第3部 東南アジアにおける「中所得国の罠」と経済発展戦略(タイにおける官僚制と産業空間の再編/ ASEANスマートシティ・ブームのダイナミズム―背景・アクター・課題/ ベトナムの地域開発政策と経済特区法案)/ 東南アジアにおけるリスケーリング
【著者紹介】
玉野和志 : 1987年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。現在、放送大学教養学部社会と産業コース教授
船津鶴代 : 2007年東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。現在、JETROアジア経済研究所新領域研究センター環境・資源研究グループ主任研究員
齊藤麻人 : 2002年ロンドンスクールオブエコノミクス大学院地理環境学研究科博士課程修了。現在、横浜国立大学都市科学部都市社会共生学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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