炎上CMでよみとくジェンダー論 光文社新書

瀬地山角

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334044695
ISBN 10 : 4334044697
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

目次 : 序章 なぜCMは炎上するのか/ 第1章 子育てママの応援かワンオペ礼讃か(性役割×女性)/ 第2章 ファッションや化粧品のCMは難しい?(容姿や性的メッセージ×女性)/ 第3章 何が「性的」とみなされるのか?(性的なメッセージ×男性)/ 第4章 「はたらけ!」といわれる男たち(性役割×男性)/ 第5章 マイノリティと言葉の政治/ 第6章 履いている下駄の高さ

【著者紹介】
瀬地山角 : 1963年生まれ、奈良県出身。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。北海道大学文学部助手などを経て、2009年より東京大学大学院総合文化研究科教授。この間にソウル大に留学、ハーバード大、カリフォルニア大バークレー校で客員研究員。専門はジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『こんなことで炎上するの?』と思うCMは少...

投稿日:2021/04/09 (金)

『こんなことで炎上するの?』と思うCMは少ないです。 この本で取り上げられている炎上CMの大半は、確かに炎上するだけの理由があるなと思いました。 一つ一つを実際にネットで見てみましたが、胸糞悪いCMもチラホラ。 ただこの本の趣旨は、炎上CMに同調したり反論したりするのではなく、現実は実際にジェンダー論が進歩しているから自分の軸を微調整していくのも今後のためになるんじゃない?というスタンスです。 この本で取り上げられたCMが大好きだという方でも、実際そのCMによって企業が炎上したさまをよくよく吟味した方が良いかもしれませんね〜。

50バッテリあ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • rico さん

    「うわ、これはない!」ってCM、確かにある。縦軸に女性・男性、横軸に外見・性役割をとった炎上モデルはとてもわかりやすい。結局、スポンサーを含めた制作側の価値観や視点の問題なのでしょうね。業界の人にも参考になりそう。「外見」はコスメ業界等そこが訴求ポイントになるのでバランスが難しいと思いますが、性別役割の方は変化の兆しも。「洗濯男子」とか、夕食の仕込みをする西島英俊さんの冷蔵庫のCMとか。個人的に1番イヤな感じがしたのは、スクール水着姿の少女をウナギにたとえた某県のCM。自治体のオジサンたち、目を覚まして!

  • nnpusnsn1945 さん

    ジェンダー系の本をまともに読むのは初めてだが、CMやポスターで炎上する理由がわかった。アニメ系の炎上は、ネットのアニメ事情を知らない人も見てダメ出しされたり、男性視点がメイン過ぎるケースがあるようだ。他にも、家族の形は崩壊して変化していくものだとかは納得できる。謝罪のメールで「傷つけるつもりではなかった」的なニュアンスは差別の正当化する手法なので使ってはならないようだ。新しく多様な価値観もある中下手に縛る必要もない。CMを作る側のみならず全員にすすめておきたい本である。

  • naginoha さん

    話が終始理路整然としていて隙が無いです。目から鱗が何枚も落ちました。 ただ抗議電話など若干攻撃的な言葉が気になりました。それぐらいしないと社会は変わらないのかと思うと同時に、あまり攻撃しすぎると面従腹背する人が現れる(実際CM担当の何人かはそうと思われる態度をとっていた)。こうなると差別意識の潜在化を助長する事に繋がるから、もっと良い方法がないものかなとも思います。 まあしかし、たかが10年ほど前のCMでも、今じゃ考えられない内容のものがあったりで、社会は着実に変わってきていると私は思います。 3.5/5

  • 樋口佳之 さん

    男性と女性が対等であるという定規とは別に、もう1本、「自由」という定規をもって考えることで、「性役割」の問題を男女平等の問題系の中に含めていくことができる/大前提「個人差は性差を必ず超える」/議論もさることながら、著者自身がその論を生き続けている事がすごいなあと、どんな若い方かと思ったら自分と全く同世代で重ねて驚きでした。私の世代でもこの境地にたどり着く事は可能だったのだな。/末尾の東大女子学生比率問題は、大学がこれだけ重大視するならまず自身がアファーマティブアクション取れば良いのにと常々思っています。

  • メタボン さん

    ☆☆☆★ ジェンダー論はなかなか複雑だと感じた。でも直感で、この表現は何となく駄目なんじゃないかという感覚は失わないよう、敏感にありたいと思った。気になるCM。味の素の日本のお母さん、旭化成ホームズの家事ハラ、ルミネの働く女性を応援、ポーラのリクルート、資生堂のインテグレート、サントリー頂、保険のビュッフェ、碧志摩メグ、日本赤十字の宇崎ちゃん。

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