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真珠湾と原爆日米戦争を望んだのは誰か ルーズベルトとスチムソン

渡辺惣樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898314951
ISBN 10 : 4898314953
Format
Books
Publisher
Wac
Release Date
August/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争を煽り、真珠湾攻撃を待ち焦がれていたルーズベルト。広島原爆投下に固執したスチムソン(米陸軍長官)は非情な軍国主義者だった。戦後75年間隠されてきた歴史の真実!

目次 : 第1章 ルーズベルトの本当の敵は誰だったのか?―「アメリカ第一主義委員会」との攻防(ルーズベルトに立ちはだかった世論の壁/ 反ベルサイユ体制・反ニューディール勢力の勃興/ ゲッペルスも絶賛する英国の対米プロパガンダ/ 非干渉主義の旗手、かく戦えり―リンドバークの抵抗その一/ ナチスのレッテルを貼られ真珠湾攻撃と共に去りゆく―リンドバークの抵抗その二)/ 第2章 真珠湾攻撃を恐れていたハワイ(地元メディアは日本軍来襲を予見していた/ 震えながら「真珠湾奇襲」の一報を待っていたルーズベルト)/ 第3章 原爆を落とした男ヘンリー・スチムソンの野望(恐怖の「スチムソン・ドクトリン」は、こうして生まれた/ スチムソンにとっての「善」と「悪」/ スチムソンに操られた国際連盟脱退/ スチムソンの残した「爆弾」/ 待ち焦がれた真珠湾攻撃/ 原爆投下へのカウントダウン/ 原爆投下とスチムソンの葛藤)

【著者紹介】
渡辺惣樹 : 1954年、静岡県生まれ。東京大学経済学部卒業。日米近現代史研究家。30年にわたり、米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。『日米衝突の萌芽1898‐1918』(草思社)で第二十二回山本七平賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • tamami

    日米の政治的指導者の資質の違いは、日本のそれが集団主義的であるのに対して、アメリカは個人の存在感が圧倒的であるように思う。次期大統領に選出されたトランプ氏などはその典型だろう。本書の副題に登場するルーズベルトも圧倒的な存在感のある大統領であった。日本はなぜ無謀とも言われる対米戦争に突入したか。著者は、当時の大統領の胸に萌した日本憎しの感情が、真珠湾攻撃という戦果≠ニなって、その後の戦いの帰趨を決定づけた経過を、近年発掘された「アメリカ第一主義委員会」に関する史料を基に詳述する。著者の渡辺惣樹さんは、これ

  • kawa

    物事には裏表があることが一般的なので、ルーズベルトが、ヨーロッパ戦線に参入するために日本を締め付け利用して裏口参戦を図ったと言う、筆者の読みは大いに有り得ることだと思う。ただ、本書ではそのルーズベルトの動機について「テーマではない」とパスしてしまっている。そう言えば、筆者翻訳のフーバー元大統領「裏切られた自由」でも同様な感想。彼の決断で、ヨーローッパ20万人、太平洋9万人と連合軍最大の死者を出している。なぜの疑問は大きくなるばかりだ。原爆投下についても複数の米軍関係者が必要なかったと述べている事実も重い。

  • nabe

    FDRはなぜ欧州戦争に参戦したかったのか、チャーチルとの支援の約束を守るためだけ?ニューディール政策での景気低迷を回復させるため、との見解もあるようだが…。チャーチルはなぜドイツに宣戦布告したのか?ただの戦争好き?  スチムソンはなぜ、蔣介石を善、日本を悪と考え続けたのか、がもうひとつよく分からない。そこにもコミンテルンの工作が功を奏したのか?日本が日露戦争に勝ったことが、優越人種であるはずの白人として許せなかったのか?まだまだ分からないことだらけ。

  • Fumi Kawahara

    あれ?!知らない内に渡辺惣樹さんの本出てる!と思って、中身見ないでぱぱっと掴んでちゃちゃっと買う。中身は中高生向けかなら、概要としてざっくり読み飛ばす。買ったからには、読む!

  • Hashy

    昨今太平洋戦争の開戦事情についてはいろいろな本で書かれるようになって来た。筆者は歴史修正主義という概念を使い、真珠湾攻撃は米国フランクリン・ルーズベルトが対独参戦のため待ち望んでいたものと説明する。もう一人の中心人物、ヘンリー・スチムソンが原爆投下に固執していたと説く。歴史修正主義という語は通常余り肯定的に用いられないが、著者は正統派歴史書では語られない裏側を描くものとして使っている。確かに本書は今まで刷り込まされてきた自虐的歴史観から見ると驚くことばかりだ。批判を恐れず新しい視点を示す著者の目は貴重だ。

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