「若者」とは誰か アイデンティティの30年 河出ブックス

浅野智彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309624617
ISBN 10 : 4309624618
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
230p;19

内容詳細

消費社会化、「個性」重視の教育、自分探し、オタクの浮上、コミュニケーション不全症候群、ひきこもり、多重人格ブーム、「キャラ」の使い分け、分人主義…若者たちは自らのアイデンティティをいかに探求し提示してきたか。大人たちはそれをいかに捉え語ろうとしてきたか。消費からコミュニケーションへ、そして自己の多元化―若者のリアルと大人の視線とが絡み合いながら変化してきた30年の軌跡を鮮やかに描き出す。

目次 : 第1章 アイデンティティへの問い/ 第2章 それは消費から始まった/ 第3章 消費と労働との間で/ 第4章 「コミュニケーション不全症候群」の時代/ 第5章 コミュニケーションの過少と過剰/ 第6章 多元化する自己/ 第7章 多元的自己として生きること

【著者紹介】
浅野智彦 : 1964年、仙台市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京学芸大学教育学部教授。専門は社会学(自己論、アイデンティティ論、物語論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yamikin さん

    何が凄いかと言えば、これ一冊で昨今のメディアに出てくる「ポピュラーな」若者論のほぼ全てをフォローできる点だ。参考文献を読めば一目瞭然。バウマン、ギデンズ、エリクソン、内田隆三、辻大介、牧野智和、宮台真司、本田由紀…。最大の論点は多元化の問題。相手によって自己の振る舞いを変える多元的自己像は、一貫性のない自己像として批判されてきたが、むしろ現代は自己を多元化させることが成功に繋がってきている。ホワイトカラーの営業職なんてその典型だ。とすれば一概に多元化は否定できないし、それを避けることも難しいと言えるだろう

  • バグマン さん

    一見「若者のコミュニケーション希薄化論」に対抗する議論に思えるが、実はもっと普遍的な問題を含んでいる。それは自己というものの機構の中に「統合を志向する自己」(本当の自分)と「多元化を志向する自己」(キャラ)の両極があり、社会の流動性が高まることで後者が前面に出てくるというもの。その時に「統合を志向する自己」との間に緊張が生まれる。人によって態度を変えるというのは、他人から白い目で見られるだけでなく自身にとっても後ろめたいことだが、それは流動化する社会に人々が適応するための戦略であり、無下に否定すべきでない

  • ステビア さん

    面白い!!河出ブックスのラインナップは読みたくなる本ばかりだ(笑)

  • yakumomutsuki さん

    いわゆる「若者論」は,マスメディアやSNS,ブログと様々なバックグラウンドをもつ人びとが思い思いに,言い方を変えればポジショントークばかりを繰り返す不毛な議論を整理しようとする試みが本書にある.「多元化する自己」という,人(コミュニティ)によって態度/顔を変えるという若者の傾向性を分析し,それが現代社会における戦略として,一つの(一人の,一コミュニティの)ものへの依存ではなく,複数さを,いわばリスクを分散させるという変化は現代社会のあり方として適合しているという.とりあえずは,これを読めの一冊.

  • とみた さん

    (「若者」の)「消滅し、崩壊し」ているアイデンティティの様態とその変化とかつてあったが今は失われていると信じられているアイデンティティ像の対比によってアイデンティティの変容を明らかにしようとする。前者を「繭化体」、後者を「独身者の機械」と見取る。統計データ上では友人関係は濃密化しているにも拘らず、メディアではその「希薄化」が語られるのは、友人関係が状況志向化し文脈の連関や全体の見通しが立てられないからだという。自己の多元化にはネガティヴなイメージがつきものだが、肯定的な要素も提示されており、新鮮であった。

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