エンデの遺言 「根源からお金を問うこと」

河邑厚徳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140804964
ISBN 10 : 4140804963
フォーマット
出版社
発行年月
2000年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,261p

内容詳細

ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、シルピオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方、欧米に広がる地域通貨の試みをレポート。

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読書メーターレビュー

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  • ひろき@巨人の肩 さん

    Febeにて。貨幣のみが減価しないということ。その特殊性が暴走する資本主義社会を生み出す。その中でイサカコインなど減価する貨幣システム導入の取り組みが過去にあることに驚いた。シェアリングエコノミーへの移行し、モノの価値が更に下がるが、貨幣の価値はどう動くのか?

  • KAZOO さん

    「エンデの警鐘」を先に読んで、エンデの考え方の中にはかなり経済的な要素も含んでいたのだと感心しましたが、この本を読んでさらによくエンデの遺言となりを読み解いていると感心しました。とくにプロローグの内橋先生の小論は私にとって深く考えさせてくれる内容になっている感じがしました。

  • erierif さん

    毎日使うお金の存在をこんな風に考えた事がなかったと、とても驚かされた。まず世界が生産するお金より現在取引されるお金が何十倍もあること。つまり「お金」そのものが「商品」になり売買され、利子が利子を産み、ローンを組み利子をとられとシステム化されてい。しかし、お金こそ自然界に存在せず、人間が純粋に作り出したものと。「物」を所有した場合、劣化、管理費と目減りしていくのがお金なら場所も取らず減っていかない。加熱するマネーゲームをお金として感じとれる手段の様々な例(地域通貨など)が色々あげられているのも面白かった。

  • Yuichi Yamasaki さん

    モモを読んで面白かったら次はこの本。お金とは何か?考えさせられる。読了後、日本のお札には何が書いてあるのか眺めてみた。

  • Yuji Hamano さん

    この本は私の人生を確実に変えた。モモの作者でもあるエンデが今の資本主義に対して発したメッセージをまとめた本。これまで全く疑う事をしてこなかった金利というシステムそのものが矛盾だらけの資本主義の凶元であるということを知った。この本に詰まっているあらゆる情報が目からうろこであり今の自分を取り巻く環境であるが故に見えなくなっている事を痛感させられた。 一方で価値が減っていく貨幣の存在とその実例の歴史、地域通貨という考え方を知ることができた。たまたま代々木公園で開催していたアースデイイベントへ足が向いていた。

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人物・団体紹介

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河邑厚徳

1948年生まれ。映像ジャーナリスト・映画監督。71年、東京大学法学部卒業後、NHK入局。主に文化教養番組で現代史・芸術・歴史・宗教関係のドキュメンタリーを担当。『私の太平洋戦争〜昭和万葉集より〜』『がん宣告』『シルクロード』『アインシュタインロマン』『エンデの遺言―根源からお金を問う』『インターネ

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