プーチンの敗戦 戦略なき戦術家の落日

池田元博

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784296117574
ISBN 10 : 4296117572
フォーマット
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
296p;19

内容詳細

NATOのロシア国境への接近を食い止めようとウクライナに侵攻したのに、ロシアとおよそ1300キロメートルにわたって国境を接するフィンランド、欧州の軍事強国のスウェーデンがともに、ロシアと決別してNATO加盟を決断。日米欧とロシアの亀裂も決定的となった。ロシアにとって「ドル箱」である原油・天然ガスの主要な輸出先だった欧州は、「脱ロシア依存」へと大きく舵を切った。そして「兄弟国」であったはずのウクライナの多くの人々を敵に回し、反ロ感情やロシアへの憎悪をかき立ててしまった。このような事態は予測できたはずなのに、なぜ侵攻を決断したのか…。ロシアを40年近く追い続けてきた日経新聞編集委員が、20年以上にわたるプーチン統治の経緯を振り返りながら、その謎に迫る。

目次 : 第1章 未来への希望/ 第2章 協調から敵対へ/ 第3章 大国主義と国家統制/ 第4章 強権統治と命の重さ/ 第5章 裸の王様/ 第6章 しぼむ大国/ 第7章 日ロ関係への視座

【著者紹介】
池田元博 : 日本経済新聞編集委員。1982年東京外国語大学ロシア語科卒、同年日本経済新聞社入社。東京編集局産業部、国際部、証券部などに在籍するとともにモスクワ特派員、モスクワ支局長、ソウル支局長を歴任。帰国後は論説委員会で長年、ロシア・旧ソ連や朝鮮半島情勢を中心に国際問題を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • がんぞ さん

    開戦1年余の時点で「プーチンは敗北しつつある」との大観を示すが、EUと英米の武器援助、情報提供があると言ってもウクライナの人的資源の戦争継続能力もそれほど余裕がるわけではない。戦争とは究極の価値観の対立=敵対という矛盾だから、「矛盾を解消すること」=】が「平和」と定義するならロシアかウクライナか、どちらかが解体するしかないだろう?/もうプーチンが死んでも終わらないところに来ているようだ、「経済制裁」がロシアの国力を低下させ「継戦不能」となるまでには数年は掛かる/平和の祭典の意味のないパリオリンピック止めろ

  • Oki さん

    ロシアの一部大衆はプーチンをロシア再生の救世主のように思わされているがたまたま石油価格が沸騰したからであって、ボリス・フュードロフの言うように「プーチンは改革に向けた方策は何も打ち出さなかった。」...というのがおそらく真相だろう。石油価格がそのままだったら、何もできなかったのはほぼ間違いない。世界にとってはその方が何倍もよかったが。ウクライナ戦争がどのように終わろうと、「大国ロシア」の失墜、国力の衰退は必ず起こるではあろうが、ロシアのような暴力国家がうまく百年の孤独の時代に入ってくれることを願うばかり。

  • ゆうろう さん

    日経新聞の元ロシア特派員による書。ソ連解体後のロシア現代史のおさらいになった。P156「プーチン・システム」は、国民大多数にとって傍迷惑な仕組みだと思う。就任当初と比較してのプーチンの変わり様は、西側にもその責任の一端がある、との著者の指摘には❓。 自分への批判、対抗勢力をとことん封じ込めようとする彼の偏狭さ、それを支える統治システムが諸悪の根源では。第7章「日ロ関係の視座」での著者の見解(P232)だが、現状ではそれしかない。しかし故・安倍の対ロアプローチは大失敗であり、2島返還なんて全く論外だよな!

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池田元博

日本経済新聞編集委員。1982年東京外国語大学ロシア語科卒、同年日本経済新聞社入社。東京編集局産業部、国際部、証券部などに在籍するとともにモスクワ特派員、モスクワ支局長、ソウル支局長を歴任。帰国後は論説委員会で長年、ロシア・旧ソ連や朝鮮半島情勢を中心に国際問題を担当(本データはこの書籍が刊行された当

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