社会科学のための統計学入門 実例からていねいに学ぶ KS専門書

毛塚和宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065284506
ISBN 10 : 4065284503
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
追加情報
:
272p;21

内容詳細

社会では何が起きている?統計学で何がわかるか?本書で扱う例―日本の「下流社会」の姿、世界の夫婦の家事分担事情、世代を越えて受け継がれる学歴格差。

目次 : イントロダクション―社会科学と統計学/ 1 コア(データを集める―社会調査/ データをまとめる―記述統計/ 関連を捉える―クロス表と相関係数 ほか)/ 2 理論(コイントスで社会を見る―離散変数と二項分布/ 集まったデータを表現する―連続変数と正規分布/ 推定が満たすべき条件―不偏性とバイアス)/ 3 手法(社会の下流化は起こっているか―平均・比率の差の検定/ 継承される格差を検討する―移動表とカイ二乗検定/ 世界の男性の家事事情―分散分析 ほか)/ 4 終わりに(統計学の応用とこれから―ビッグデータとベイズ統計学)/ 付録

【著者紹介】
毛塚和宏 : 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院社会・人間科学系講師。1989年生。早稲田大学基幹理工学部数学科卒業ののち、東北大学文学研究科人間科学専攻行動科学専攻分野にて博士前期・後期課程を修了。博士(文学)。2017年より東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター特任研究員、2018年より現職。専門は計量・数理社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かわうち さん

    基本統計量の考え方、相関関係の成立には、関連があること、時間的な順序があること、関連が時間的に先行するほかの変数によって説明されないことが必要となる、回帰分析、重回帰分析、カイ二乗検定、t検定、F検定を実例に基づいて学べるなど、社会調査における基本を網羅的に学べる一冊だった

  • mopinfish さん

    タイトル通り、社会調査の現場で用いるという視点で書かれた統計学の本です。実社会の実データ、家事分担時間の国際比較や年齢と年収の相関など、実感を持って考えられる題材になっているのでとっつきやすかったです。内容は推定・検定から相関、回帰分析まで学部レベルの統計を一通り押さえつつも各章は十数ページでまとまっており読みやすい。また、統計値を出した後の解釈にまで踏み込んで解説してくれているので、誤った解釈をしないためのポイントがわかります。卒論などで統計解析を用いる人は目を通しておくと良いと思いました。

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毛塚和宏

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院社会・人間科学系講師。1989年生。早稲田大学基幹理工学部数学科卒業ののち、東北大学文学研究科人間科学専攻行動科学専攻分野にて博士前期・後期課程を修了。博士(文学)。2017年より東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター

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