公平・無料・国営を貫く英国の医療改革 集英社新書

武内和久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205022
ISBN 10 : 4087205029
フォーマット
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,189p

内容詳細

崩壊寸前だった英国の医療は、なぜ蘇ることができたのか。ブレア政権下で行われた制度改革の全容を明らかにすることで、やはり医療の崩壊が叫ばれて久しい日本の制度改革へ向けた具体策を提言する。

【著者紹介】
武内和久 : 1971年生まれ。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省。在英国日本国大使館一等書記官などを経て厚生労働省大臣官房勤務

竹之下泰志 : 1970年生まれ。仏パリ政経学院セルティフィカ課程修了、米ブラウン大学政治経済学部卒業。マッキンゼー・アンド・カンパニーパートナー(役員)。2006年より英国勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kentaro さん

    一見全国民に無料で医療を提供するというとどれだけ莫大な医療費になってしまうか心配になるが、そこはさすがに大きな工夫とルールが整備されている。 限りある資源を有効活用するために@医療機関の役割の最適化、A医薬品のコストの抑制、B治療のコスト効率の改善の三つである。 まず、病気の状態、症状などにより一番高い大学病院、一般病院、診療所など、適切な割り振りをすること。主治医制度のGP、看護師、介護士、セルフケアのコントロールをGPが調整し、無駄な治療、無駄な医薬品の投与を抑制するといったことを徹底した。

  • たけわきさん さん

    再読しました。 日本で今、社会保障制度の見直しが行われていますが、英国をモデルとしていることがよく分かります。 その先行する英国でも、さらに良い仕組みとなるよう不断の検討が加えられているとのこと。 難局を乗り切るため、多くの人が参加できる仕組みが必要なんだと改めて思いました。

  • さそり座 さん

    09年刊行のため情報は古いが、英国の医療制度の概要と歴史を知ることができる一冊。 他国の医療制度に興味がある方、英国の医療にかかる機会がありそうな方、プライマリケアに興味がある方におすすめ。 限られた医療資源の有効活用のため、かかりつけ医と専門医療機関の分化等は世界的な流れだ。日本もその潮流は間違いなくある。そのため、一モデルとして知っておいて損はない。 あくまで概要であるため、実情面はこちらの想像で補うしかない。ただ、医療システムへの理解という課題はどこの国でも抱えているのだと英国世論を見て感じた。

  • Hiroshi Horie さん

    5年ぐらい前に読んだ本を再読。家庭医(総合診療医)の明確な役割や、予防医療の重視といった当時ツボった箇所に加えて、今回は患者・住民に情報提供することによるエンパワーメントという考え方にグッときました。

  • たけわきさん さん

    医療改革が必要とされる今の日本。英国医療システムのいいところを参考にしながら、我が国の医療体制充実の歴史的な経緯に留意しつつ、未来に責任を持てる持続可能な仕組みづくりを考えたい。

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人物・団体紹介

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武内和久

1971年生まれ。福岡出身。東京大学法学部卒業後、厚生省(現厚生労働省)に入省。在英国日本国大使館一等書記官、厚生労働省大臣官房、厚生労働省医政局等を経て、福祉人材確保対策室長を最後に退官。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社アドバイザー(厚生労働省参与、東京大学非常勤講師)等を歴任

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