朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 朝日新書

橘玲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022730923
ISBN 10 : 4022730927
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
216p;18

内容詳細

リベラルの定義が問われる今、なぜ戦後リベラリズムはかくも嫌われるのか。実は日本のリベラルは、世界の基準から大きく脱落していた。トランプ現象から安倍政権まで、世界の大潮流から読み解くリベラル再生のための愛の劇薬処方箋。

【著者紹介】
橘玲 : 作家。1959年生まれ。2002年国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。2006年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部を超えるベストセラー、『言ってはいけない残酷すぎる真実』(新潮新書)が48万部を超え新書大賞2017に。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
タイトルからすると「朝日新聞」的な思想を...

投稿日:2021/04/10 (土)

タイトルからすると「朝日新聞」的な思想を批判する内容かと思ったが、そうではなかった。 「日本的リベラル」はどのように形成されたのかを紐解き、その特徴などを具体的に論説するものであった。 政治思想などの前提知識がない自分でも読み進めることができたか、また読み返したいと感じた。

さんたろう さん | 不明 | 不明

0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた さん

    ●経済学のテキスト「右派 → 保守 → 小さな政府」「左派 → 改革 → 大きな政府」●今の日本「右派 → 改革 → 大きな政府」「左派 → 保守 → 小さな政府」。このねじれ現象は労働組合に加入できる中高年層の雇用を死守するという一点にのみ力を注ぐ(左派)か、黙認した(右派)結果であると思う。この既得権益が突破されないと政治は何をやっても茶番。「今の政治はプロレスだ」という人もいるが、その言い方はプロレスをしている人と観戦している人に失礼だ。プロレス関係者はすべて自分の体とお金をかけてやっているので。

  • harass さん

    表題と内容のズレは著者らしいミスリード。世界的な潮流としてのリベラル化とそれに対する保守という政治姿勢についての考察本。日本の奇妙なリベラルについてや、イデオロギーが消え、アイデンティティの要素でしかないとか、著者の持論である、前近代的な要素や意識を残したままの日本社会についてには同感。リベラル・保守の遺伝子や匂いの実験研究は検証の余地ありと思うが、なかなか読み応えのある内容だった。いくつか著者の最近の本を読んでいるせいか、テーマ的に繋がりがあるので、いろいろピンと来る。議論を煽るいつもの著者。

  • なかしー さん

    リベラル化する世界→@AI(人工知能)やICT(情報通信技術)Aグローバル化Bリベラル化(学歴、国籍、性別、宗教等の差別が無い)の相互作用と言う三位一体の潮流によって世の中が大きく変容している。 その潮流で生じた軋轢によって「社会が右傾化」している。例)米:積極的差別是正措置を利用した利益への反発→白人至上主義→ドナルド・トランプ誕生 日:弱者利権に基づくマイノリティへの違和感→ネトウヨ 安倍一強の理由:@国際社会→リベラルA若者→ネオリベB既存支持層→保守C日本人アイデンティティ主義者→ネトウヨ

  • とくけんちょ さん

    リベラルって、デモクラシーってなんなんでしょうか。今日より、明日。ダブルスタンダードはいけない?リベラルについて分かりやすく、そして、左や右と言われるものたちの今の立ち位置を分かりやすく解説してくれます。正義は快楽である。だから、自分以外のポジションを攻撃してしまう。リベラルがなぜ嫌われるのかは少し分かったが、結局、自分の考えは自分で納得するしかない

  • slider129 さん

    リベラルと保守の関係を小生のようにイマイチ理解出来てない人にわかりやすく(リベラル化が遅れている日本の現状も解説しながら)教えてくれる一冊。今までなんとなく米国の共和党が保守で民主党がリベラルとの知識はあったが、小さな政府で自由貿易的な主張をする共和党の方が革新的っぽく感じて何がリベラルなのか混乱していたのが、本書を読んで少しは整理が出来た。しかも日本では自民党の政策がリベラル寄りで、それを代案なく反対する野党側が既得権益を守る保守であって、若者からの支持を得られないのも納得。朝日の嫌われる理由もしかり。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

橘玲

1959年生まれ。作家。2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。2006年、『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補作となる。2017年、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品