基本情報
内容詳細
少子高齢化、家族構造の変化、雇用の不安定化、格差の拡大、疲弊する地域…変容する日本社会において社会保障制度が担う役割はますます大きくなっている。アベノミクスが目指す「成長」でこれらの問題がうまく解決するのか。短期的な「成長」思考を越えて、環境・福祉・経済が鼎立する「定常社会」という日本社会の姿、「新しい福祉国家」への道を考える。
目次 : 第1章 成長戦略はバラ色か(「成長」という考え方の系譜/ 高度成長の時代の考え方では/ 教育が成長を支えるのか/ 成長だけが目標か)/ 第2章 変容した社会保障の基盤(家族は再度担い手となり得るか/ 今も企業は社会保障の担い手か/ 地域コミュニティの可能性/ 政府が支えた方がいいのだろうか/ 年金制度はどうすべきか/ 医療・介護の問題点は/ 生活保護をどうすべきか)/ 第3章 成長に代わる考え方とは―「定常社会」への構想(「定常社会」を考える思想/ ケアの思想/ 幸福論から)/ 第4章 「定常社会」とは何か(環境・福祉・経済の鼎立は可能か/ 目指すべき社会を財政は支えられるのか/ 目指すべきは定常社会/ 定常社会の鍵はローカリゼーション/ 「自立」するのは中央か地方か)
【著者紹介】
橘木俊詔 : 1943年生まれ。小樽商科大学卒、大阪大学大学院修士課程修了、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学教授を経て、同志社大学経済学部教授。その間、仏米英独で教育・研究職。専攻は経済学
広井良典 : 1961年生まれ。東京大学卒、同大学院総合文化研究科修士課程修了、旧厚生省勤務を経て、千葉大学法経学部教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。専攻は公共政策及び科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
橘木俊詔
1943年兵庫県生まれ。小樽商科大学卒業。大阪大学大学院を経て、ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了。仏・独・英に滞在後、京都大学大学院経済学研究科教授、同志社大学経済学部教授、京都女子大学客員教授を歴任。現在、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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