「誰のため?」「何のため?」から考えよう GE流・問題解決の技術「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ

横田尚哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799322482
ISBN 10 : 4799322486
フォーマット
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

*本書は2008年に小社より刊行された『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》』を改題し、新書判に再編集したものです。

「外資系コンサルやMBAホルダーによる問題解決本に飽き飽きしていませんか?」
「学校で教わる教科書のような理論で、本当に問題は改善されましたか?」

「情熱大陸」著者出演(2010年3月7日放送)でも知られる
横田尚哉氏のベストセラーが、手にとりやすいサイズと価格で再登場です。

本書は、10年間で総額1兆円の公共事業を扱い、2000億円を超えるコスト縮減を実現した“カイゼン”のプロフェッショナルが教える〈GE流〉問題解決技法「ファンクショナル・アプローチ」の実践ガイドです。

ファンクショナル・アプローチとは、1947年に世界最大の電機メーカーGE社で考案され、おもに技術の世界で広まった価値工学(VE)の手法です。
課題に対して「どのようにすればいいのか?」と手段から考えるのではなく、「それは何のためにするのか?」という〈目的〉、あるいは「誰のためにするのか?」という、それによって得られる目的や効果の〈所有者〉という視点から徹底的に分析することで、問題の本質を明らかにしていくものです。

たとえば、業績が伸びている組織について考えてみます。
そこで起こっている問題は、「社員が足りず、首が回らない。このままでは業務に対応できなくなる」というもの。
社員が毎晩徹夜しても追いつかない状況です。
ここでいう「社員が足りない」「業務に対応できない」といったことは、あくまで表に現れた「コト」でしかありません。
しかし、そこで手段ばかりに意識が向き、「社員を増やす」「業務量を調整する」
といったうわべの対応しか考えつかないようでは、一時的に問題は解決できても、根本的な解決にはなりません。
その背景には、それが生まれるに到った「ファンクション」があるはずです。
改善点は「コト」にあるのではなく、「ファンクション」にあるのです。

本書は、より現実的かつ効果的に問題解決を実現するための「ファンクショナルなものの見方」を、「準備」「分解」「創造」「洗練」の4ステップで実践的に解説します。

会議運営、就職活動、残業問題、プレゼンテーション、クレーム対応などのさまざまなケースを事例に、巻末付録のワークシートを用い実際に手を動かしながら、生きた知識と具体的なノウハウが身につく一冊。


【著者紹介】
横田尚哉 : 株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所代表取締役社長。顧客サービスを最大化させる経営コンサルタント。世界最大企業・GE(ゼネラル・エレクトリック)の手法を取り入れ10年間で総額1兆円の事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。そのノウハウを潔く公開するスタイルは各種メディアの注目の的(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • チャー さん

    問題や課題に取り組む際に、的を外さず適切に進めるためのヒントが記された本。問題の原因は何かを行動する前にしっかりと押さえることの重要性を説いている。同じことを繰り返すのは安心だが、問題解決には固定観念が邪魔をすることもしばしば。何のために行うかを意識することで、方法を固定せずに機能を注視し、本質を外さない適切な対応が可能となる。誰のためかを考えることは、モチベーションアップにもつながる。つまらなかったり否定的な考えで作業になりがちな仕事になりかけたときに、考え方を変えるきっかけとなる良い視点が得られた。

  • アルカリオン さん

    大筋のメッセージは「なぜを繰り返す」「上流プロセスから考える」というような類でおかしくはないが目新しさもない。具体的なツールっぽい記載も色々あるが小細工感があり興味を持てなかったので途中から流し読み▼たとえ話・逸話引用が多用されるが不正確だったり訳が変だったりして興ざめ。あまりうまくない▼書名でGEを打ち出している割に著者はGEでの勤務経験もないし業務上のつながりもないようだ。肩透かしを食らった気分だ。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    解決出来ない人のダメ出しに結構ページが割かれていて、、、実践編を読むと、、、ショボかった(僕から見ればですよん)。 以上!

  • 一休 さん

    GEで発明されたファンクショナルアプローチを解説した本。それが発揮する「機能」に着目して問題解決、効果向上、効率化を目指す手法。アプローチ方法を厳密にするかどうかは置いといて、本質的な機能を見極めるという視点は持っていたいと思った。

  • GameMogmo さん

    問題というとどうしても理想と現実のギャップから考えてしまいがちで読みながらどうやって活用するのかモヤモヤしてました。最後の事例で納得。問題のテーマを機能にし、何のために?とどうやる?という詰めていく。早速色々機能に落とし込んでみます

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