静かなる変革者たち 精神障がいのある親に育てられ、成長して支援職に就いた子どもたちの語り

横山恵子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784295403708
ISBN 10 : 4295403709
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;19

内容詳細

目次 : 第1章 子どもたちの語り 体験記(母に対して支援者としての関わりができていないことに葛藤する日々から見えたもの/ 母の病と向き合って二十年 大人になった私は空っぽでした/ 家族自身が困難を抱え支援を必要としていることに目を向けてほしい/ まさか母と同じ双極性障害に。就労でリカバリーする姿を見せてくれた母!)/ 第2章 座談会―体験からのメッセージ(支援者となった子どもたちのさまざまな発見を形に/ 私たちが精神疾患の人たちの支援者を目指した理由/ メリット、デメリット―子どもの立場の家族が支援者になって/ 子どもの立場の家族として、支援者に伝えたいこと/ 子どもの立場の家族として、家族に伝えたいこと/ 当事者に伝えたいこと―親への思いを通して)/ 第3章 考察(まとめ―家族であり、支援者であること)/ 支援者となった子どもたちが語ったこと―家族へのメッセージ 支援者や社会に対するメッセージ

【著者紹介】
横山恵子 : 埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科・大学院保健医療福祉学研究科/教授/看護師。埼玉県立衛生短期大学第一看護科卒業。埼玉県立がんセンター、埼玉県立北高等看護学院、埼玉県立精神保健総合センター(現、県立精神医療センター)準備室を経て、看護師長として勤務。急性期病棟にて精神科看護を経験。その後、埼玉県立大学短期大学部看護学科講師、埼玉県立大学准教授から現職。その間、日本社会事業大学社会福祉学研究科博士前期課程、東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程修了。主な研究テーマは、精神障がい者の家族支援・家族会活動・アウトリーチサース・看護師のキャリア支援

蔭山正子 : 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻公衆衛生看護学教室/准教授/保健師。大阪大学医療技術短期大学部看護学科、大阪府立公衆衛生専門学校を卒業。病院看護師を経験した後、東京大学医学部健康科学・看護学科3年次編入学。同大学大学院地域看護学分野で修士課程と博士課程を修了。保健所精神保健担当(児童相談所兼務あり)・保健センターで保健師としての勤務、東京大学大学院地域看護学分野助教などを経て現職。主な研究テーマは、精神障がい者の家族支援・育児支援、保健師の支援技術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【家族は家族。支援者になれない】 精神疾患の親に育てられ支援職に就いた4人の子どもが登場し、「家族・支援者・社会」への思いを語る。横山恵子と蔭山正子による、精神疾患を持つ家族支援についての分かりやすい解説も。関係者はご一読を!<医療や福祉の場で精神障がい者家族への支援の必要性が、支援者の中にようやく浸透してきたように思います。これまで、家族というと、それは親を指す言葉でした。しかし、家族には、親、きょうだい、配偶者、子どもなど、さまざまな立場の家族がいて、それぞれ異なる困難を抱えている>。その通りです。⇒

  • のんぴ さん

    親が統合失調症だったり、ボーダー、躁鬱など精神疾患があり、子がヤングケアラーとして、苦労した現実や、周りにいる人から心ない侮蔑を受けたり、医療者からも差別的な態度で接しられた経験を話す。病気を理解するために勉強し、支援職や精神看護の仕事をし、当事者のみならず、家族支援をすることで、当事者の症状も改善することを指摘。一人で全部やらなければいけないと思い込んでやってきた自らの経験は、親のためにも良くなかったと気づく。精神疾患に対するスティグマをなくしていきたい、第三者の支援を受けて欲しいという気持ちが伝わった

  • 小鈴 さん

    精神障害のある母親に育てられた子供達の立場から語られた本。著者の横山恵子さんらが当事者の子供のための「こどもぴあ」を立ち上げた。この会に集まる子供は、精神障害の支援職についている者が多い。プロになっても「母親は母親、支援者にはなれない」という言葉は深い。支援者になると母親、家族であることを切り捨てることになる。精神障害者の子供たちの話は悲惨な物語りが流布している。実際のところ4人の体験談も凄惨なのだが、自分の気持ちを回復して親の見方も変化している。当事者も当事者の子供も読んで欲しいな。

  • げんさん さん

    精神疾患の親に育てられた子どもたちのグループ。「家族は家族、支援者にはなれない」この言葉は思い。

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