中国の異民族支配 集英社新書

横山宏章

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087204995
ISBN 10 : 4087204995
フォーマット
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
18cm,235p

内容詳細

孫文、蒋介石、毛沢東といった中国近現代史における重要人物の民族問題に関する発言を丹念に検証。現代中国のアキレス腱、民族問題の根源をさぐり、中国の異民族支配に通底する中華思想を読み解く。

【著者紹介】
横山宏章 : 1944年山口県生まれ。一橋大学法学部卒業。法学博士。中国政治・外交史専攻。明治学院大学法学部教授、県立長崎シーボルト大学国際情報学部教授を経て、北九州市立大学大学院社会システム研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こぽぞう☆ さん

    タイトル買いしたので、近代だけのものだったのに肩透かしくらった。内モンゴル、ウイグル、チベット。。色々な話しは漏れ伝わって来る。チベットについては既に何冊か本を読んでいるが、ダライ・ラマが亡命してるというのは、日本が中国に占領されて、天皇が亡命するようなもの。無茶だよね。内モンゴルなども同じような状況なのだろう。ソ連は崩壊した。中国は崩壊しないのかな?

  • coolflat さん

    清末の革命運動は、華夷思想に基づく異民族支配排除の中華中心主義であった。しかし辛亥革命に成功すると、「五族共和」が唱えられた。孫文はその後に「五族共和」を否定し、漢民族優越の「同化論」を強調した。中国共産党が結成されると、コミンテルンの影響を受けて、漢民族が支配する中国中央部と辺境民族との「自由連邦制」を主張した。あきらかに華と夷の峻別であり、夷狄として差別されてきた少数民族の独立を唱えたのである。ところが蒋介石は、それは間違いであるとして、少数民族の自決すら否定し、内モンゴルや新疆を直轄の省に編入した。

  • おらひらお さん

    2009年初版。中国の異民族観がよくわかる一冊です。そういえば高句麗を朝鮮とみるか、中国の一地方政権とみるかでおおもめしていたことを思い出しました。このくらい融通無碍でないと10億人を束ねることができないのかもしれませんね。

  • Hatann さん

    中華民国以降における異民族支配のイデオロギーを著述する。異民族を排斥する「華夷の辨」と異民族を併せ呑む「第一統」というふたつの考え方を適当に使い分け、現在は後者の延長上にて異民族支配を正当化している。清末革命期には「華夷の辨」にて満州族を排して漢族としての独立を目指す方がやりやすいところもあったと思うが、独立を果たすと逆に少数民族を支配する立場となった。イデオロギーをなぞることも面白いのだけど、そもそも何故に支配を求めたかという実益にも触れてもよかったのではないかと思う。

  • 啄木鳥 さん

    民族に優劣もないと思うのだけれど、そのような言い分が一つの国家として統一する口実になるんだろう。

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横山宏章

1944年、山口県下関市生まれ。一橋大学法学部卒業。朝日新聞記者を経て、一橋大学大学院法学研究科に進学し、法学博士。明治学院大学法学部、県立長崎シーボルト大学国際情報学部、北九州市立大学大学院社会システム研究科で、中華民国史を中心とした中国政治史を教える。北九州市立大学名誉教授、上海同済大学亜洲太平

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