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1日ひとつだけ、強くなる。 世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀

梅原大吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046006417
ISBN 10 : 4046006412
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

【初めて明かされる、世界一プロ・ゲーマーウメハラの20年の軌跡!】
「目標は低いほどいい」「勝負に感情はいらない」「技術より“視点”が大事」……14歳で日本一、17歳で世界一。20年間勝ち続ける「世界一プロ・ゲーマー」ウメハラが語る、究極のプロ論。

——「はじめに」より抜粋——
 タイトルの「1日ひとつだけ、強くなる。」という言葉は、およそ20年にわたって僕が続けてきた努力についての、ちょっとしたコツのようなものです。
 一度きりの「勝ち」が欲しいのなら運や要領で実現できますが、何度でも勝ち続ける「強さ」を手に入れるには、やはりそれなりのやり方が必要になります。
 昨日より今日、今日より明日、ひとつずつでいいので変わり続けること。大きな成果や成長であっても、煎じつめればそれは小さな小さなひとつの成長の集合といえます。だからひとつずつで構わない。それが自分の考える「強さ」への近道でもあり、ゲームや勝負に対する取り組み方、信条でもあるのです。

  「この試合がなかったら今の自分はない」そんなふうに感じるいくつかの大会において、僕自身がどのような取り組みをし、そしてどんな感じ方をしてきたか。本書ではそんなことを中心にして、自分の考えを語っています。
 対戦格闘ゲームを知っている人。反対になじみのない人。僕の本を読んだことがある人。読んだことがない人。いずれの方にも楽しめる内容になるように気を配ったつもりではありますが、果たしてどうでしょうか。ちょっと変わった仕事をしている人間が、こんな考え方、感じ方をしているんだな。そんな軽い感じで、あまり肩肘はらずに読んでもらえたらうれしく思います。

【人生に刺さる名言が満載! 本書に登場するウメハラの言葉】
●成果は各場面の「勝ちの総計」ではない
●コピーされる武器、コピーされない武器
●勝利に感情は不利。恐怖も、焦りも、興奮も
●弱い人ほど目先の損を我慢できない
●リスクを負わない姿勢が一番のリスクになる
●人のアドバイスはまず100%信じてみる
●1日ひとつだけ、成長をメモする
●燃え尽きるのはアマチュア。同じ姿勢で走り続けるのがプロ
●仮説と検証の先に勝つ根拠の「大黒柱」が立ち上がる


【著者紹介】
梅原大吾 : 1981年青森県生まれ。日本初のプロ・ゲーマー。14歳で国内最強となり、1998年、17歳で世界大会で優勝。その後一度はゲームの世界を離れ、介護職員として働いていたが、2009年の大会優勝をきっかけに復活。世界的ゲーム機器メーカーMadCatzとプロ契約を締結する。同年8月「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスに認定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たらお

    自分の型をもち、勝ちに行くために無理にスタイルを崩さない考え方は、メジャーリーガー大谷が相手チームにシフトを敷かれていても、空いているスポットへ流し打つことをせずに、あくまで自分のスイングに心掛けることと似ている。大会の優勝を目標にするのではなく、成長することを念頭に置くとこなんかも、大谷の考えと近い。物事を極めるという点では、2人とも近いものがあると感じる。同じタイトルを数年間続けるマンネリに陥らないように、1日ごとの成長のハードルを低くして、継続するのも才能。YouTubeで対戦をみてても面白い。

  • 山川欣伸(やまかわよしのぶ)

    筆者のプロゲーマーとしての経験に基づいた、成長とモチベーションに関する深い洞察が得られた一冊。著者は、外部評価に囚われず、日々の小さな成長を実感することが重要だと説く。そのために、一日一つ成長を記録する習慣を提唱している。このシンプルな習慣が、モチベーションを維持し、さらなる成長へと繋がる「成長のループ」を生み出すという。また、筆者は高い目標よりも、達成可能な目標を立て、小さな成功体験を積み重ねることを推奨する。本書を通じて、より充実した日々を送るためのヒントを得ることができるのではないだろうか。

  • プランクマン

    学生の頃、ウメハラ同様に格闘ゲームにハマっていたけど、全然強くなれなかった。その理由がかなりの期間を経た今、この本を読んで良くわかった。そしてその理由は、別にゲームに限ったことではない。 今こうして遅れながらも自分なりに原因の対策をしているつもりなので、少しずつでも小さな成果を積み重ね、継続しようと改めて思わされた。

  • 空猫

    図書館。プロゲーマーが半生を振り返り、「どの時代に何を考えて行動していたか」を具体的に書いている。一般人向けの配慮があり、難解な定義付けの言葉も一切なく、衒いも虚飾もなく平明に自身が伝えたいことを述べていて、最大限の誠意と静かな情熱を感じることができる。「勝ち続ける64の流儀」とあるが、勝つための秘訣を箇条書き風にしたことにそれほどの意味はなく、勝敗を頻繁に残酷に分割したがる世間のなかで、考え続け悩み続けてきた人間の軌跡こそが本懐。自分で考え、自分を叱ってこそ、自分で自分を褒められる一生を成せるのだろう。

  • imagine

    読み友さんの読了本で知る。好きなことで頂点を極めた勝負師の言葉と思考は、数多ある成功本や行動本とは一線を画していた。「世間が認める成功であっても、それが自分の内側とシンクロしていなかったら、ずいぶんと空しいことのように思える。」「外からの賞賛に頼っているだけでは、結局は本当の自信にならない」など、自分と真摯に向き合う姿勢に共感。ゲームなんかに夢中になっていた少年が、一度その世界を離れ、再びこれしかないと復帰する過程もドラマチック。格闘ゲームの世界を知らなくても、勝負についての指南書として十分に役に立つ。

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