サムエルソン 『経済学』と新古典派総合 中公文庫

根井雅弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122065482
ISBN 10 : 4122065488
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;16

内容詳細

二十世紀経済学で「最も影響力のあった五人」の一人といわれるサムエルソン。「経済学の考え方」を初歩から丁寧に示したその名著を起点に、現代経済思想の潮流に筆を及ばせた好著。コラムも充実。巻末に人物解説と年譜を付す。

目次 : 第1章 経済学への志/ 第2章 「新古典派総合」の提唱/ 第3章 二つのケンブリッジ/ 第4章 「古典派」への回帰/ 終章 サムエルソンの遺産

【著者紹介】
根井雅弘著 : 1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    根井先生の文庫本で珍しい感じでした。非常にわかりやすくサムエルソンの業績とその周りの経済学者たちの状況がわかるようになっています。時たまコラムなどもあり忘れかけていたことなども思い出しました。私はサムエルソンの都留先生による「経済学」を最初に読んだ世代なのでその後この本が経済学教科書の基本である時代がかなり続いたことを思い出しました。

  • Francis さん

    日本の優れたマクロ経済学者の一人、根井雅弘先生による「新古典派総合」派を樹立したアメリカン・ケインジアンの一人ポール・サミュエルソン先生の簡潔にして的確な評伝。宇沢弘文先生ら日本のリベラル寄りの経済学者の間では新古典派総合はイギリス・ケインジアンに比べると評価が下がる感じなのだが、根井先生は「経世済民」の学問たる経済学は現実感覚を備えているべきであるとの考えからサミュエルソン先生の立場を高く評価している。私も大学で新古典派総合に基づく経済原論を学んでおり、サミュエルソン先生の偉大さが改めて良く理解できた。

  • ともも さん

    あー、むかしむかし学校の経済学でべんきょーしたようなお話だ。当時は数学を言語とした経済の理論を講義できくのが好きだった。ぼくは数学専攻だったんですけどね。経済学部の一部の単位は数学科の単位として認められてたんです。

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