ドラッカーと会計の話をしよう 中経の文庫

林總

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784046016508
ISBN 10 : 4046016507
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
林総 ,  
追加情報
:
392p;15

内容詳細

経営がうまくいかないイタリアンレストランオーナー町田は、ロスへのフライトで偶然隣に居合わせた西園寺から、一夜限りの「ドラッカー会計の授業」を受けることに―。「利益は存在しない」とは、はたしてどういう意味なのか?潰れかけた病院を「ドラッカーと知的生産性」の授業で立て直す「病院はなぜ儲からないのか」も同時収録。

目次 : 1 利益は幻想である(営利組織編)(ファーストクラス―レストラン経営者と謎の紳士/ ディナータイム―利益が会社を潰す/ あかりの消えた機内―「松」「竹」「梅」はどれがお得か?/ 真夜中の決断―コストカットは未来を奪う/ 再起の朝―客はオーケストラの何にお金を払うのか?/ 2年後―経営の神髄)/ 2 病院はなぜ儲からないのか(非営利組織編)(ニセ看護師と金満病院経営者/ 500万円の金婚旅行―「使命」のためなら赤字でもかまわないのか/ 大介の決断―黒字でなければ生き残れない/ 西園寺のレクチャー―なぜ病院は入院患者を追い出そうとするのか/ 再建のカギ―病院は燃費の悪いアメ車なのか/ 最後の問題―知識労働者と肉体労働者/ 新生・佐原病院―知識労働者の生産性イノベーション/ 馬淵美子の手紙)

【著者紹介】
林總 : 公認会計士、明治大学専門職大学院会計専門職研究科特任教授。国内外の企業約200社に対して管理会計システム・ERPシステムの導入、ビジネスコンサルティングをおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • takam さん

    小説形式でドラッカーの経営論と会計を紐づけて説明してくれる。2部に分かれており、前者は会計についての話、後者はナレッジワーカーのマネジメントについて説明する。会計について話で、銀行や投資家はある短期のパフォーマンスしか評価しないせいで、正しく企業を評価できないという指摘をしている。キャッシュフローこそが重要なのだという指摘は素人の私からしたら驚きだった。ドラッカーの書籍はいくつか読んでいるが取りこぼしが多い。こういった本で要点を拾うことは有意義だと思う。

  • うえの さん

    仕事で財務三表の勉強真っ只中なので、関係があり非常に面白かった。経営者になってみたい‼️!

  • Salsaru さん

    いまさら、ドラッカーを少し入れようとおもった。ストーリー仕立てなので、30分で読める。「知識労働者は、組織にとってコストではなく資本財である」

  • SEの読本 さん

    ドラッカー関連本は興味があったがちゃんと読んだのは初めて。数々の格言がストーリー仕立てでとても読みやすい。ドラッカーを読んだことがある方は物足りないかもしれませんが自分は楽しめました。次はもしドラかな。

  • 所沢 さん

    利益と儲けは別。儲けは稼いだ現金でキャッシュフロー。企業は価値を創り出すことで利益を生み出し、新たな価値が新たなキャッシュフローを生み出す。削減すべきは、90%のコストを生じさせる活動である。将来は誰にもわからないが、切り開く事はできる。お金を稼ぐことが人生の目的ではなく、前提であるという言葉が印象に残った。

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人物・団体紹介

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林總

公認会計士、税理士、LEC会計大学院客員教授、元明治大学会計職大学院特任教授(いずれも管理会計)。監査法人勤務を経て独立。現在は、企業の経営相談、講演、執筆活動を行っている。家計も会社経営も目的は同じで、「お金」はそれに振り回されるのではなく、「満足度の高い人生」を送るために上手に使うべきだと説く。

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