改憲的護憲論 集英社新書

松竹伸幸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210149
ISBN 10 : 4087210146
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

◆推薦◆

「あるがままの9条が大切、
そして災害救援と専守防衛の自衛隊をリスペクト。


そんな国民合意が、すでに広く深く根付いている。これが、憲法とともに歩んだ私たちの70年目の到達点だとしたら、それはまた、「9条のもとの自衛隊」はどうあるべきかを、腹をくくって追求する出発点であるはずだ。9条に自衛隊を付記するという安倍改憲パフォーマンスの出る幕はない」
池田香代子(ドイツ文学翻訳家/九条の会・世話人)

◆内容◆

1946年、
吉田茂は自衛権を否定し、
日本共産党は肯定し、その後も一度も否定していなかった−−。

憲法論議の「思い込み」を解きほぐす!


2017年10月の衆議院選挙で争点となった改憲。しかし政権与党が提示する、憲法9条に自衛隊を明記する加憲案をめぐって、国民、メディアの間で、その狙いや問題点に関する議論はどれほど深まっただろうか。
自衛隊を明記しようという加憲案と明記を許さないという護憲派。護憲派が従来の立場からどんなに批判を展開しても、改憲派と護憲派の争いの焦点は、自衛隊を認めるかどうかにあると国民の目に映るとすれば、圧倒的多数が自衛隊に共感を持っている現状において、護憲派は見放されるのではないか。だとしたら、護憲派はどんな論点を提示できるのか――。著者が深い危機感からたどりついた「改憲的護憲論」を世に問う一冊。

◆目次◆

第一章 護憲派とはどういう人のことか
1 非武装の改憲派、専守防衛の護憲派の登場
2 専守防衛か非武装中立かの対立は見せかけ
3 九条に加憲する案とどう向き合うのか

第二章 「戦争」と「平和」は対義語なのか
1 侵略戦争と同じ数だけの自衛戦争がある
2 戦争と平和は通じ合っている
3 戦後の世界で、戦争は減少する傾向にある

第三章 共産党は憲法・防衛論の矛盾を克服できるか
1 「中立自衛」政策のもとでの矛盾と葛藤
2 憲法九条を将来にわたって堅持する時代の矛盾
3 どうやったら矛盾を乗り越えられるか

終 章 護憲による矛盾は護憲派が引き受ける

補 論 自衛隊の意見・合憲論を乗り越える
1 名古屋高裁イラク判決の意味を探る
2 長沼訴訟違憲判決の論理構造
3 国民の生命を守るのは憲法違反か

◆著者略歴◆
松竹 伸幸(まつたけ のぶゆき)
1955年長崎県生まれ。 ジャーナリスト・編集者、日本平和学会会員、自衛隊を活かす会(代表・柳澤協二)事務局長。専門は外交・安全保障。一橋大学社会学部卒業。『9条が世界を変える』『「日本会議」史観の乗り越え方。』(かもがわ出版)、『反戦の世界史』『「基地国家・日本」の形成と展開』(新日本出版社)、『憲法九条の軍事戦略』『集団的自衛権の深層』『対米従属の謎』(平凡社新書)など著作多数。

【著者紹介】
松竹伸幸 : 1955年長崎県生まれ。ジャーナリスト・編集者、日本平和学会会員、自衛隊を活かす会(代表・柳澤協二)事務局長。専門は外交・安全保障。一橋大学社会学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 那由田 忠 さん

    いまや国民の大半が現実的に自衛隊を認め、侵略が起ったときに自衛隊抜きに自衛することは無理でしょう、というきわめて常識的な観点から、自衛隊を認めるという意味で「改憲的」だ。しかし、それは自衛隊を明記するという、いろいろな意味で危険な試みを防ぐためだ、という意味で護憲論だというわけ。共産党員らしく、かっては安保政策の立案部署にも勤めていて、大会決定を読み違えて自己批判を要求されて辞めてしまったのだ。この人の議論は現実的でありつつ、とても刺激的でいいね。

  • K.C. さん

    日本共産党の専従職員だった著者によるもの。以前、筆坂秀世氏の「日本共産党」を読んだときに触れられた点の「張本人」だと、読み進めて気づいた。自らを護憲派としつつ、護憲論者のいわば思考停止的な発想を鋭く斬るもの。ただ、「おわりに」で自ら触れているように、改憲・護憲が100対0でどちらかが優れているわけではなく、55対45という表現は的を射た感を共有した。論点整理として、改憲派・護憲派とも読む価値あり。

  • WaterDragon さん

    ・九条第二項への自衛隊明記の安倍改憲論 ・自衛隊そのものへの国民の支持率の高さ ・専守防衛への支持。 ・自衛隊が海外で戦争に加担する違憲性 ・護憲派。憲法九条を守ること(自衛隊=違憲)と国民の命を守ること(自衛隊による専守防衛)の矛盾 ・共産党の自衛隊≠ノたいする位置付けの歴史的変移。 ・自衛隊について、共産党としては、違憲の立場。しかし、連合政権ができて政権に参加した場合、例えば志位委員長が防衛大臣に就いた場合、政権内においては、合憲の立場(2017年10月総選挙時ニコ生での志位委員長の発言から)。

  • Eddie さん

    ちょっとリベラル寄りで極端な改憲派にも護憲派にも近寄りたくない当方にとっては、理解できる部分が多かったこの本。 憲法改正を1対1の争いとする今の状況では永遠にまとまらないでしょうね。

  • 古本虫がさまよう さん

    自衛隊違憲判決が出ると、「自衛隊は違憲だと明確になったということで、護憲派のなかには、成人式に自衛官が制服で出席するのを妨害したり、自衛官を募集する業務にも反対したり、街中で音楽パレードに参加するのを問題にしたりする人たちも生まれました。自衛官が負った傷の深さを思うとき、加憲案を単純に否定してはいけないと自分自身を戒めます。自衛官が誇りを持って仕事をする上で、憲法で明記されることも一つの手段であると私も思います」との指摘は正しい。共産党故の限界はあるが、「護憲念仏教徒」では、決して書けない内容。

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