日本型開発協力 途上国支援はなぜ必要なのか ちくま新書

松本勝男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480075611
ISBN 10 : 4480075615
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

日本の途上国支援は、現地との意思疎通を重んじるアプローチや効果的な協力モデルにより、世界的に高く評価されてきた。だが、近年では平和構築や気候変動といった国際課題を意識したものなど国際協力のあり方自体も多様化しており、とりわけ緊迫する国際情勢のなかで安全保障にも配慮した支援が求められている。はたして欧米や中国の手法とは異なる開発協力の姿とはいかなるものか。そもそもなぜ途上国支援は重要なのか。本書では、その現状を幅広く紹介しつつ、これからの日本がめざすべき持続可能な支援のあり方を提示する。

目次 : 第1章 権威主義の台頭とSDGsの危機/ 第2章 日本型開発協力の特徴/ 第3章 インフラ協力の新たな価値づけ/ 第4章 「開発協力市場」での競争/ 第5章 実施体制の強みと課題/ 第6章 戦略的実践主義

【著者紹介】
松本勝男 : 1966年、茨城県生まれ。一橋大学法学部卒、米国コロンビア大学院修士(国際公共政策)、東京大学大学院工学系研究科博士(学術)。国際協力機構(JICA)にて、東南アジア地域や南アジア地域等の開発援助業務に従事。現在は同機構インフラ技術業務部長。2012から駐在を含め通算10年ほどインド業務に携わる。本業のかたわら、タイやベトナム等計6か国で障害者の就労支援活動を展開。一橋大学大学院や東京外国語大学の客員教授などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mealla0v0 さん

    日本の国際協力・開発援助を、長年その活動に従事してきた著者が肯定的に描き出す。日本は欧米以外で飛躍的な近代化=開発を遂げた国家であり、その知見・経験は途上国に共有するべき財産であるとする。そうした側面は否定しがたいし、内側の裏話的なものも興味深いが、戦前の台湾統治を「よき統治」と位置づけていることや、これからの国際協力は中国の覇権主義的な拡大を抑止して国益に資するものにしていこうという提言についてはやや閉口気味。とは言え、本書を国際開発をめぐる日本の言説として捉えるなら興味深くはあるのだが。

  • sk さん

    日本の頑張りを肯定していてとても良い。

  • nimuny さん

    途上国支援について、日本の明治時代の発展の歴史をベースにわかりやすく解説されていた

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松本勝男

1966年、茨城県生まれ。一橋大学法学部卒、米国コロンビア大学院修士(国際公共政策)、東京大学大学院工学系研究科博士(学術)。国際協力機構(JICA)にて、東南アジア地域や南アジア地域等の開発援助業務に従事。現在は同機構インフラ技術業務部長。2012から駐在を含め通算10年ほどインド業務に携わる。本

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