宿命 講談社文庫

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061854444
ISBN 10 : 4061854445
フォーマット
出版社
発行年月
1993年07月
日本
追加情報
:
15cm,378p

商品説明

高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に10年ぶりに現れたのは学生時代のライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの2人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

総合評価

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意外なラストにびっくりする展開のストーリ...

投稿日:2021/07/04 (日)

意外なラストにびっくりする展開のストーリーでした!東野圭吾さんらしいミステリーで、物語に引き込まれてしまいました。

AYA さん | 愛知県 | 不明

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この作品を読んでいるときに気になったのは...

投稿日:2021/03/16 (火)

この作品を読んでいるときに気になったのはタイトルである「宿命」の意味です。読み始めてしばらくは勇作と和晃の不思議な因縁のことだと思っていましたが「宿命」の意味はそんなに単純なものではないことがラストに行くに従って明かされていきます。そして「宿命」の本当の意味を知ったときは驚きました。 本作と同じような作品で「変身」「分身」がありますのでそちらもおすすめです。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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殺人事件の真犯人以上に意外だったラスト。...

投稿日:2013/01/10 (木)

殺人事件の真犯人以上に意外だったラスト。本当に鳥肌だった。 謎がするすると明らかになるのが気持ちいいし、登場人物の本当の人間らしさがでていたのもよかった。とにかく面白かった。

ameg さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Tetchy さん

    運命の悪戯、そうとしかいいようのない三人の運命、いや文字通り“宿命”を描いた作品。晃彦、勇作、美佐子のやり場のない感情の行方、交錯する想いが届きそうで届かないもどかしさがどんどん胸に痛切に響いてくる。率直に云えば、この3人の宿命的結び付きは、あまりに出来すぎで過激な演出で繰り広げられるお昼のメロドラマのような陳腐さと紙一重、もしくは同等であると云えよう。晃彦の真意が終章に至ってようやく読者の眼前に明かされるとき、東野氏がマジックを解くのに、指をパチンと鳴らした音が聞こえたような気がした。

  • Kircheis さん

    ★★★★☆ 東野作品を読み始めたのが、ちょうどこの本が出た頃だったので思い入れがある。 東野作品の特徴は単純な犯人捜しで終わるのではなく、事件の根底にある別の謎が解明されて読者にカタルシスを味合わせてくれるところにある。 本作はその好例と言える。 個人的には最後の一文は余計だったんじゃないかなと感じたけど。

  • どんちん さん

    なるほど、宿命、運命、糸ね。こうなると、ありえない偶然も全て必然となるわけだから、ちょっとできすぎぢゃねぇ~っていうのも含め、なんでもありってとこね。でもサスペンス的にはこれくらいが丁度いいかもしれない。なるほど、著者いわく、最後の1行は決まっていた というのは、なるほど!納得。これからの二人、ちょっと興味ありです。

  • takaC さん

    宿命の対決。皮肉(でプチ感動的)な結末。おそろしや。

  • ソルティ さん

    25年も前の作品なんですね。時代的違和感ないけど「ポケットベル」が出てきます。さすが東野さん、おもしろい!ミステリーとして良くできてる。心情的に言って和晃より勇作を応援したくなり、美佐子ともヨリが戻ってほしいと思ってしまう。医療的研究の要素もあって、そういう所も好きです。生命や感情を操作しちゃいけない、いつか報いが来る、と思います。「彼女と一緒にいると、勇作はとても穏やかな気分になれた。」「「人生が自分以外の人間に決められるなんてまっぴらだね。僕は自分のやりたいことを、やりたいようにするだけさ。」」

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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