科学者の責任 未知なるものとどう向き合うか

村上和雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569801766
ISBN 10 : 4569801765
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
追加情報
:
255p 19cm(B6)

内容詳細

大震災、原発事故を前に、なぜ科学者は立ち尽くしたのか?遺伝子工学の世界的権威が説く、新時代への提言。

目次 : 第1章 なぜ科学者は原発事故を防げなかったのか/ 第2章 科学者が「いま求められているもの」/ 第3章 真の科学者の資質とは/ 第4章 私のスイッチをONにしてくれた偉大なる先達/ 第5章 科学者よ、「スピリチュアリティ」から目を逸らすな/ 第6章 大震災でONになった日本人の「利他的遺伝子」/ 第7章 最先端科学には「つつしみの心」が必要である

【著者紹介】
村上和雄 : 筑波大学名誉教授。1936年生まれ。63年、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻、博士課程修了。同年、米国オレゴン医科大学研究員。76年、バンダビルト大学医学部助教授。78年、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。83年、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子の解読に成功、世界的な業績として注目を集める。96年、日本学士院賞受賞。2011年、「瑞宝中綬章」を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エヌ氏の部屋でノックの音が・・・ さん

    「図書館本」科学と技術が違うのはなんとなく分かっていたつもりであった。原爆や原発は科学者の敗北とはよくぞ言ってくれたと思う。「わかったやつはつかいたなる」のはよく分かるが、始末の仕方も分からん間に使うのがどうかと思う。。。御用学者のところもよかった。命がけで救出に向かった自衛隊に誤って欲しい。子どもを抱えてオロオロ泣き叫ぶ主婦に、噛んで砕いて教えてやれなかったのも、科学の責任だ。。。吾は、ダライ・ラマと聞くだけで心が動揺し、涙するのである。(餓鬼の頃からである)

  • tetsu さん

    ★4 納得の内容。DNAの情報をやっと読み取れるようになったけど、読めるということは誰かが書いたということ。誰が書いたか知ることができるのだろうか。ああ知りたい。 村上和雄さんの本は3冊目。とても分かりやすく読みやすい。多くの方に読んで欲しい1冊。

  • 紅茶あめ さん

    科学技術ってまとめて一個の言葉だと思ってた。『科学は純粋に基礎的なことをしっかりと研究することであり、技術はそれを実用化するものです。いまは、それが混同されています。技術だけが偏重されて、科学が技術にのみ込まれてしまっています』と本書にはある。そうすると原発は基礎である科学の段階なのだろう。『地球に優しくなど傲慢』に100ナイス。人間は地球に大目に見てもらっている。人間が本来持っている利他的遺伝子をONにする生き方には、謙虚さが大事になってくる。多岐に渡る内容で、日本人を元気づける部分もあってよかった。

  • ちゃんさん さん

    本のタイトルは硬いんだけど読みやすい本であった。本当の科学とはなにか、技術と科学の違いなどをわかりやすく書いてあり、色んな人に読んで欲しい本である。本当の科学者とは、自分の専門分野に詳しいだけではなく、広い知識・視野を持って研究し、どんな場面においても客観的に自分を見ている人なのではないかと思った。

  • cdttdc さん

    ダライ・ラマ方法の「仏教は心のサイエンス」という言葉から冒頭にあるように、長年科学者として研究を重ねてきた著者だからこその内容。ネズミを笑わせたり、遺伝子の僅かな差だけで大したことはないなど、実に科学を身近なものに感じる。日本人の利他的遺伝子についてのパートは読んでいて熱くなる。サムシンググレートと呼ぶ存在?についてもっと詳しく知りたくなった。科学と宗教、心の考え方、エネルギーはとても近い。

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人物・団体紹介

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村上和雄

1936年、奈良県生まれ。京都大学大学院博士課程を修了。米国オレゴン医科大学研究員、同バンダービルト大学医学部助教授を経て、78年、筑波大学応用生物化学系教授となり、遺伝子の研究に取り組む。高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功、世界的な評価を得る。96年、日本学士院賞を受賞。筑波大学名

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