ベルルスコーニの時代 崩れゆくイタリア政治 岩波新書

村上信一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004317050
ISBN 10 : 4004317053
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

大衆的な人気、マフィアとの癒着、メディアの買収…民主主義の復興を模索するイタリアに、新たな腐敗の構図をもたらした“先駆的”なポピュリスト政治家シルヴィオ・ベルルスコーニ。現在にも至る政治的迷走をもたらしたスキャンダラスな政治家とはどのような人物なのか。その実像に迫るイタリア現代史。

目次 : 第1章 実業界の覇者/ 第2章 闇を支配する/ 第3章 政治の覇者へ/ 第4章 長い過渡期―模索するイタリア/ 第5章 ポップなカリスマ―長期政権/ 終章 “パルティートクラツィア”から“ポルノクラツィア”へ

【著者紹介】
村上信一郎 : 1948年神戸に生まれる。神戸大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。神戸市外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    今のコンテ首相ハンサムさん。涙目でコロナ自粛を国民に求める姿、胸キュンものです。 さて、1990年代に全盛を誇った、汚職、スキャンダルの代名詞、ベルルスコーニさん。 イタリアの以前の政治は無茶苦茶です。 今は良くなったと思いたいけど、この人、また政治復帰してるし。 イタリア版フリーメイスン、P2てなんか危ない感じだなあ(ベルルスコーニ、会員番号1816) 

  • skunk_c さん

    著者はこのイタリアの政治状況から日本を照射しようとしているようだが(「はじめに」に明記している)、まさに既視感のある出来事が羅列されている。思わず「日本の方がまだまし」といいたくなるが、果たしてどうだろうか。むしろ闇に隠れている部分が多いのかも。イタリアの現代史をこういう切り口で書いてもらえるのはありがたいことだ。メディアの制御の意味、権力と金など、うんざりする話が並ぶ。でも選挙で選ばれている訳だから「正統性」はある。「反知性主義」「ポピュリズム」の本質を見た感じ。こういう状況にどう対応すれば良いのか。

  • Francis さん

    タイトルに偽りあり。本来であれば「イタリア第二共和国史」とでもすべきで冷戦崩壊後のイタリア政治史の入門書である。第二次世界大戦の枢軸国で戦後は共産主義国家との対決の最前線となり、冷戦崩壊後は政治改革と称する小選挙区制を導入、と日本と似たところもあるイタリアがいかに腐っていったかが良く分かる。これがかつてダンテ、ミケランジェロ、マキアヴェッリなどに代表される近代西欧文明の礎となったルネサンスを生んだ国の成れの果てなのだから呆れて物が言えない。ジュゼッペ・ガリバルディがさぞ天国で嘆いているだろうね。

  • ブーボ さん

    読友さんのレビューを見て読んだ。ベルルスコーニと、彼を取り巻く人達や当時のイタリアの時代の流れがわかりやすく書いてある。こんな暑い日が続いても集中して読みやすかった笑 ローマ旅行した事あるくせに、芸術ばかり見て、全然イタリアのことをわかってなかった私。勉強になった。ベルルスコーニなんだか癒着とか公私共にスキャンダルが凄すぎて圧倒されまくりだった。

  • ふぁきべ さん

    多くのイタリア人がベルルスコーニを嫌う理由がよくわかる。これを読んでいるとポピュリズム的であろうとも、M5Sに期待したくなる気持ちもわからないではない。ましてやここに移民の問題が加わって旧北部同盟が躍進しているが、果たしてイタリアの根本的問題に何か対策はなされているかといわれると・・・移民の問題はイタリアとギリシャがとりわけ重荷を負わされている感はあるが、スケープゴートになっている感は否めない

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