主婦パート 最大の非正規雇用 集英社新書

本田一成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087205282
ISBN 10 : 4087205282
フォーマット
発行年月
2010年01月
日本
追加情報
:
18cm,188p

内容詳細

正社員並みの貢献を求められる一方、低賃金と低待遇はそのまま。日本の企業と家庭を下支えしている主婦パートの苦境を無視した時に起きる、この社会の危機とは。全国800万人の主婦パートの実態を明かす警告の書。

【著者紹介】
本田一成 : 1965年、愛知県生まれ。国学院大学経済学部教授。博士(経営学)。専攻分野はスーパーマーケット、ファミリーレストランなどのサービス産業における人的資源管理、組織行動、労使関係。元全国スーパーマーケット協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みなみ さん

    所謂130万の壁で低収入に押し込められる主婦パート労働者。しかしパート主婦のスキルを上げて基幹化することでパート主婦は疲弊し、正社員は仕事をしなくなり、パート主婦の人間関係の調整に労力を割くようになる。パートだけどこの人がいないとお店が回らないみたいなのは周囲でも見聞きするし、TVの番組でも「スーパー主婦パート」みたいにチヤホヤされたりする。いやいや、スーパー主婦パートじゃなくてもっとちゃんとした待遇で雇うべきなのだ…この状況を改善するには皆が政治参加していくこと、なんだろうなあ。税制の問題だし。

  • pom さん

    様々なデータを提示し、主婦パートを論じてあった。以前は正社員の仕事を補助する影の薄い存在であったが、現在その仕事は基幹化している。正社員との大きな格差があっても「発言力」をもっていないパートはいくら大きな集団になっても無力であり続け企業は安心してつけ込む。また主婦パートの夫は28分しか家事をせずそれを妻になすりつける傾向が顕著。パートが仕事を代行すれば正社員は現場でスキルを磨かない。指摘があまりにその通りすぎて読んでて苦しくなった。著者はパート社員の導入を提案するが目先の利益しか考えないうちの経営者はダメ

  • 銀木犀 さん

    目の付け所がすばらしい。今まで、非正規雇用を考える=フリーター若者論となることがほとんどで、ここは飛ばして語られることが多かった。パート主婦の人たちを見ていると、103万以下に抑えるために出勤を調整したりしていて必ずしも力を発揮できていない。本人が望む場合もあるけど、税制その他でそうせざるを得ないというのはもったいない。それを利用して安価でこき使ったりすることは、主婦以外の非正規雇用にも悪影響を与えると思う。今は夫がいて安泰とは限らないわけで、能力を発揮したい人は正当な対価をもらってできるようにしないと。

  • Abdiel さん

    「家計補助」から「生活維持」へと就労の動機が変化した現在、主婦パートはもはや夫に養われながらお小遣い稼ぎをする存在ではない。企業からは基幹化され正社員並みの労働を期待され、家庭では短時間労働なのだからと家事育児を一手に任される。負担が増大し2方向からのストレスを抱える主婦パートは、企業の生産性を低下させたり、家庭では少子化や虐待などの問題をはらむ危険性を持っている。スーパーなどではありふれた状況を描いているに過ぎないが、見過ごされがちな主婦パートという働き方にスポットを当てたという点で希少な本。

  • ぴーたん さん

    パートという低賃金で、正社員なみの働き方をする主婦。この問題を放置しておくと、「パートの値段でこんなに仕事ができるのだから」と正社員の賃金も下がる恐れが。同一労働同一賃金になる日はいつなんでしょうか?パートの方がWMより保育の機会に恵まれず、夫との賃金格差から家事や育児を押し付けられがちっていうのもなるほどー。でした。

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