木村草太 / 青井未帆 / 柳澤協二 / 中野晃一 / 西谷修 / 山口二郎 / 杉田敦 / 石川健治

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「改憲」の論点 集英社新書

木村草太 / 青井未帆 / 柳澤協二 / 中野晃一 / 西谷修 / 山口二郎 / 杉田敦 / 石川健治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210392
ISBN 10 : 4087210391
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

「立憲デモクラシーの会」の主要メンバー8名が、一堂に会した注目作!
木村草太、青井未帆、柳澤協二、中野晃一、
西谷修、山口二郎、杉田敦、石川健治――。

最強の論客が提示する8つのテーマは、以下のとおりである。
「自衛隊明記」「新九条論」「専守防衛」「改憲勢力」
「アメリカ」「解散権」「国民投票」「立憲主義」。

本書は、急速に進む「憲法破壊」の動きに対して、
時代に流されず、自分の頭で考えるための必読書である。
来るべき“選択の時”に備えて、じっくりと考えなければいけない論点は、
まだまだ積み残されている!

≪目次≫
【第一章 自衛隊明記改憲の問題】木村草太
一 国際法と武力行使
二 憲法九条と政府解釈の基本的論理
三 自衛隊と軍・戦力の概念
四 日本国憲法の許容する武力行使と国際法の関係
五 集団的自衛権行使の問題点
六 自衛隊明記改憲の方法
七 自衛隊をめぐる改憲発議をするなら

【第二章 「新九条論─リベラル改憲論」の問題点】青井未帆
一 新九条論
二 政治の力量─議論の前提として
三 文民統制
四 条文だけの問題ではない
五 どういう国にしたいか
六 問題の大きさ

【第三章 日本人が向き合うべき戦争と平和のあり方】柳澤協二
一 専守防衛を逸脱する安倍政権
二 北朝鮮のミサイルからいかに守るか?
三 戦争はなぜ起きるのか、どういう平和を望むのか
四 憲法と安全保障

【第四章 「改憲派」はどういう人々か】中野晃一
一 「護憲」と「改憲」の意味
二 「利益の政治」と復古保守の低迷
三 新自由主義転換と改革保守の隆盛
四 革新護憲勢力の退潮と改憲の合意争点化傾向
五 構造改革路線と「アイデンティティの政治」の到来
六 安倍の復権と復古保守の主流化

【第五章 「ポスト真実」と改憲】西谷 修
一 トランプのアメリカ
二 「ポスト真実」と戦後的価値の否認
三 安倍政権の日本
四 歴史否認と対米従属
五 世界戦争後の社会原理
六 憲法第九条と世界の戦後秩序
七 日本軍の特殊性
八 対米従属からの脱却

【第六章 解散をめぐる憲法問題】山口二郎
一 解散権の歴史
二 日本における解散権
三 解散権をどう制約するか

【第七章 憲法改正国民投票の問題点】杉田 敦
一 プレビシットとしての憲法改正国民投票
二 国民投票法の問題点
三 まとめ

【第八章 「真ノ立憲」と「名義ノ立憲」】石川健治
〇「政略主義」と立憲主義
一 財政統制と軍事力
二 民主化と立憲化の相剋
三 九条のメカニズム
四 憲法への意志

≪著者プロフィール≫
木村 草太(きむら そうた) 一九八〇年生まれ、首都大学東京教授
青井 未帆(あおい みほ) 一九七三年生まれ、学習院大学教授
柳澤 協二(やなぎさわ きょうじ) 一九四六年生まれ、元内閣官房副長官補。国際地政学研究所理事長
中野 晃一(なかの こういち) 一九七〇年生まれ、上智大学教授
西谷 修(にしたに おさむ) 一九五〇年生まれ、東京外国語大学名誉教授
山口 二郎(やまぐち じろう) 一九五八年生まれ、法政大学教授
杉田 敦(すぎた あつし) 一九五九年生まれ、法政大学教授
石川 健治(いしかわ けんじ) 一九六二年生まれ、東京大学教授


【著者紹介】
木村草太 : 1980年生まれ、首都大学東京教授

青井未帆 : 1973年生まれ、学習院大学教授

柳澤協二 : 1946年生まれ、元内閣官房副長官補。国際地政学研究所理事長

中野晃一 : 1970年生まれ、上智大学教授

西谷修 : 1950年生まれ、東京外国語大学名誉教授

山口二郎 : 1958年生まれ。法政大学教授

杉田敦 : 1959年生まれ。法政大学教授

石川健治 : 1962年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 樋口佳之 さん

    パトスについて言えば、「自分たちのつくった憲法」というナショナリズムのパトス(「国民の物語」)を調達しにくい日本国憲法が、それにもかかわらず強力に支持されてきたのは何故か。その最大の理由が、九条とその物語的構成にあることは、否定のしようがない/そうした国民感情の支えをもたない新九条論に、代替的なコントロール・システムとして機能し得る前提条件があるのかどうか、本稿筆者は疑っています。/石川健治/立憲デモクラシーの会参加の諸氏による論考は、それぞれ個性的で新書らしい比較的平易な内容でした

  • ykshzk さん

    大事なことなのに未だ自分自身の意見が持てないのは、そもそもの理解が出来ていないせいと思って今更お勉強。たった数行の9条だが、13条やその他様々な背景と合わせて読解しなければいけないせいで非常に難しい。木村草太氏による第1章は、その数行を理解する手がかりとしてとても有効だった。西谷修氏による第5章も解りやすい。米大統領選の結果は、自分の国の首相が誰かより大きな問題な気も。また、ウィルスやオリンピック等、目立つトピックに目が向けられている時こそ、しれっと大事な法案が通っていたりしないかどうかも気を付けないと。

  • なななな さん

    なかなか途中からちょっと難しくなりました。また、色々なスタンスからではなく、「立憲デモクラシーの会」の中心的メンバーの皆さんということなので、この本だけを読んで意見を言いきれないところもあるように感じます。もちろん充分に説得力のある意見が展開されていますので、現政権に賛成の方も反対の方も冷静に読まれて、感情的ではないちゃんとした議論が行われることを期待します。そのために、有権者も勉強しないとですね。

  • なぎさん さん

    8人の有名論客が改憲の問題点についてわかりやすく解説してくれる良書。自民党が今年辺りは本気で改憲に取り組むと思われるので、こういう本をたくさん読んでちゃんと勉強して備えておかねば、と思うけど、本書でも述べられているように国民投票とかでめちゃくちゃ低い投票率でも「民意は得られた」とか言って改憲されるんだろうな、という暗い予感もしている今日この頃。

  • ハンギ さん

    学者の人たちが安倍政権下でなされた改憲的な動きについてコメントしたもの。木村草太さんは軍法会議について既存の枠組みでも可能だとしているように、基本的に自衛隊を容認する人たちが多数を占めている印象。元防衛庁職員の人も筆をとっているのが印象的。個人的には山口二郎さんの「解散をめぐる憲法問題」が必読だと思う。現状の恣意的な解散権の乱用は本来想定されていなかったのでは、という指摘は重く受け止めないといけないと思う。憲法に書いてないことは内閣が勝手にやって良い、という勘違いが安倍政治の欠点だと思う。

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