対ロ交渉学 歴史・比較・展望

木村汎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865782288
ISBN 10 : 4865782281
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
木村汎 ,  
追加情報
:
667p;22

内容詳細

戦後70余年、未だ日ロ間で平和条約が締結されないのはなぜか?北方領土返還は如何にして実現可能か?旧ソ連からプーチンに至るロシアの対外交渉を、交渉学の諸理論から紐解き、対ロ外交の修羅場を経験した専門家の証言をもとに緻密に分析・検討し、日ロ関係の展望を考察する。

目次 : 第1部 交渉の一般理論―米欧諸国での発展(交渉とは何か―交渉の種類/ 交渉は「芸術」か、「科学」か/ 交渉の決定要因は何か/ 交渉が必ずたどる三段階/ 文化は、交渉に影響する/ 異文化間交渉を成功させる方法)/ 第2部 ロシア式交渉―なぜ、特異なのか(変化と連続―帝政、ソビエト、プーチン期/ ロシア人の交渉観―戦争と交渉は同一カテゴリー?/ プーチンの交渉観―弱い者は打ち負かされる/ 株式会社“ロシア”のビジネス交渉/ 対露経済交渉の必勝法)/ 第3部 日本式交渉―なぜ、ユニークなのか(交渉嫌い、交渉回避/ 独自の交渉法/ 対ロ交渉に成功するノウハウ/ 北方四島返還のチャンスはあった/ プーチンvs阿倍―どちらが最終的勝者?)

【著者紹介】
木村汎 : 1936年生まれ。京都大学法学部卒。米コロンビア大学Ph.D.取得。北海道大学スラブ研究センター教授、国際日本文化研究センター教授、拓殖大学海外事情研究所教授を経て、北海道大学および国際日本文化研究センター名誉教授。専攻はソ連/ロシア研究。2016年、第32回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 古本虫がさまよう さん

    〈俺のものは俺のものであり、お前のものをどう分けるか、交渉しよう〉。これこそがロシア式交渉の真髄であると、ロウニー中将は喝破。要は、相手はヤクザみたいな奴だということだ。そういう相手に「話し合い」をしてもまず無理。国内社会なら、「警察」が立ち会って、市民組織と「協定」を結び、ヤクザが違法行為をしたら、即逮捕とやれるが、国際社会には「国際警察」はない。ロシアは常任理事国だ。たとえれば、ヤクザと警察の両方をやっているのがロシアみたいなもの。交渉相手にしても詮なきかな。読んだ上での結論はそうなる?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品