権力と新聞の大問題 集英社新書

望月衣塑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087210378
ISBN 10 : 4087210375
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p;18

内容詳細

推薦◆
森達也氏(映画監督・作家・明治大学特任教授)

「メディアとはその国を現す鏡。
ならばジャーナリズムの劣化は国の劣化を示す。

自民党一強政治のもとで、何が変わり何が失われたのか。
それはメディアの退行と同心円を描く。
読むべきは日本に暮らす人すべて。
絶対にあなたも、たくさんの発見をするはずだ」

◆内容◆
官房長官会見で記者として当然の質問を重ねることで、なぜか日本の既存メディアから異端視される東京新聞の望月記者。そんな「不思議の国・日本」のメディア状況を、彼女とニューヨーク・タイムズ前東京支局長マーティン・ファクラー記者がタブーなしで語りあう。

政権とメディア上層部の度重なる会食や報道自粛の忖度など、問題は山積している。はたしてメディアや記者クラブが守るのは言論の自由か、それとも取材対象の利益か。権力を監視・チェックするジャーナリズム本来の役割と部族化する言論空間の問題点、新メディアの可能性などの展望を示す警世の一冊。

◆目次◆
第一章 権力に翻弄される報道メディア
第二章 メディアを自縛する「記者クラブ」
第三章 劇場化する記者会見
第四章 “闘う本性”を持つアメリカのメディア
第五章 アメリカのシナリオで強権化する安倍政権
第六章 政権のメディア・コントロールの実体
第七章 政権批判がメディアを活性化する
第八章 ネット時代における報道メディアの可能性
第九章 権力から監視される記者たち

◆主なトピック◆
◎なぜ望月記者は質問をし続けなければいけないのか?
◎森友・加計疑惑以上に政権に都合の悪い問題を報じなかった新聞
◎情報のカオスに翻弄される新聞の存在意義
◎イメージとは違うオバマ政権の強硬なメディア弾圧
◎スノーデン事件につながる衝撃的な出来事
◎ブッシュ政権VSニューヨーク・タイムズの熾烈な闘い
◎安保法制と秘密保護法の本当の狙い
◎北朝鮮と米中の動きを読めない安倍政権
◎朝日新聞の逆襲
◎安倍政権にひれ伏したテレビ局
◎財務省文書改竄で見えてきた安倍政権の本性
◎政権に逆らう人間を潰す方法
◎トランプ大統領のおかげで部数を伸ばしたアメリカの新聞
◎なぜ日本では新しいメディアが出てこないのか
◎韓国のネット・メディアが日本よりも進んでいる理由
◎なぜフェイク・ニュースが喜ばれるのか
など

◆著者略歴◆
望月 衣塑子 (もちづき いそこ)
1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞。主な著書に『新聞記者』(角川新書)等。共著に『THE独裁者』(KKベストセラーズ)、『追及力』(光文社新書)。

Martin Fackler(マーティン・ファクラー)
1966年、アメリカ合衆国アイオワ州生まれ。前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。著書『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(双葉社)、『権力者とメディアが対立する新時代』(詩想社新書)等。

【著者紹介】
望月衣塑子 : 1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。2017年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞

マーティン・ファクラー : 1966年、アメリカ合衆国アイオワ州生まれ。ニューヨーク・タイムズ前東京支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    日本の報道機関が危機的なのは、国連からきた人からの指摘もあった。小さな新聞記事で見つけたが、重大な指摘だ。本物のジャーナリズムとは権力の監視であり、おかしいと思ったことは追及するべきであるのに、日本は忖度する。国連から派遣された方は、権力に反した報道をすると殺されるなどということはないのだが、そういう報道はしにくくしてしまうとその後取材拒否などがあり非常にやりにくいという、曖昧で報告しにくいと述べる。望月さんはごく普通の記者であるのに、追求されて困る官邸からは、おかしな人というレッテルが貼られる日本。

  • さきん さん

    権力におもねないと特ネタを掴められない取材力、被取材側としても、面倒は起こされたくないので、情報出すのは昔から慎重。良質のネタを健全な方法で掴むためには、内側の協力者を何十年にもわたって気付いていかないといけなし、批判や提案も筋がまず通っていないといけない。よくNHKを含めたマスメディアが公平な放送と宣うが、何をもって公平かということが絶対定義できないが故に、政府にも、情報発信者にも内容を左右されてしまう。国営放送でも反政府でも、LGBTでも、企業でも聞き手としては、常に違う角度からの視点を得たい。

  • 0607xxx さん

    日米のジャーナリズムを比較しながら、日本のメディアの問題を語り合う。勉強不足で知らない事も多かったが、日本のメディアが危機的状況にあるという事は、しっかりと伝わった。もうちょっと政治に関心を持とうと思う。

  • ふっかー復活委員長 さん

    オバマ元米大統領が諜報に対して神経質で、国民の監視を強めていたことは『スノーデン』の映画を観ると改めて感じられる。それだけ摘発の精度が上がったとも言えるが、どれだけ人々のプライバシーを脅かすのか...という疑念は当然ある▼また、オリバー・ストーンの映画『すべての政府は嘘をつく』で紹介されていたように、ジャーナリストの育成、連携は日本でももっと深まればいいなと思う。(これは自分の偏見に過ぎないが)読み手は記者をリスペクトしていないし、世代・立場が違う記者同士もダメ出し合戦の多い印象があるので...

  • ophiuchi さん

    TwitterのTLに望月記者と菅官房長官のやり取りが流れてくるが、ほとんど何も答えない官房長官を放置している記者クラブの記者たちに絶望するばかり。この先これが3年も続くかもしれないと考えると無力感に襲われる。

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人物・団体紹介

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望月衣塑子

1975年、東京都に生まれる。新聞記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京中日新聞社に入社。千葉支局、横浜支局を経て社会部で東京地検特捜部を担当。その後経済部などを経て社会部遊軍に。著書『新聞記者』は映画化され大ヒット。日本アカデミー賞の主要3部門を受賞

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