基本情報
内容詳細
【内容紹介】
いまの日本はどこかおかしい
2012年以来の長期政権となった自民党。
権力は必ず腐敗といわれるように、本来であれば問題視されることが、まったく問題視されていない。
森友加計問題を皮切りに、「入管法改正案」についてもほとんど議論議論されることがないまま閣議決定。
メディアの側も安倍政権に対して、議論を促すことがないばかりか、お互いの居心地のよい状態を維持しようとしているようにすら感じられる。
緊張感がなくなった権力とジャーナリストとの関係こそが、日本を停滞させる要因となってしまっているのではないだろうか。
ジャーナリストというのは本来、波風を立てるものではないだろうか。
権力に対峙することによって、国民の知る権利にこたえていくべきではないか。
記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。
新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。
嫌われることを厭わない2人が徹底討論していく。
【目次】
第1章 そもそもジャーナリストとは
◎「i―新聞記者ドキュメント」は政権批判ではない
◎空気を壊さないジャーナリストはいらない
◎客観報道とはなにか
第2章 安倍政権の長期化でジャーナリストはどう変わったか
◎憲政史上最長を迎えた「安倍政権」の正体とは?
◎政治家は嘘をつく生き物なのか!?
◎有権者は、政治家をどう選べば良いのか?
第3章 国全体を覆う空気をどう壊すか
◎忖度する政治と忖度する国民
◎権力を監視するメディアの機能が働かない理由
◎権力とジャーナリストの緊張感のない関係
第4章 嫌われたジャーナリストが生き残るには
◎意見をいうこと、議論することの意義
◎相手の嫌なことをどう伝えるか
◎敵を味方に、味方を敵にできるか
第5章 日本のジャーナリズムの未来
◎記者クラブをはじめとする日本のメディアの体制は変わるのか
◎ネットニュースと従来型のメディア
◎フェイクニュースや""作られた""ニュースを視聴者・読者は見抜けるのか?
【著者について】
望月衣塑子(もちづき いそこ)
東京新聞記者。1975年、東京都出身。慶應義塾大学法学部卒。
千葉、埼玉など各県警担当、東京地検特捜部担当を歴任。
2004年、日本歯科医師連盟のヤミ献金疑惑の一連の事実をスクープし自民党と医療業界の利権構造を暴く。
社会部でセクハラ問題、武器輸出、軍学共同、森友・加計問題などを取材。
田原総一朗(たはら そういちろう)
1934年、滋賀県生まれ。1960年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。
1963年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に開局の準備段階から入社。
1977年、フリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ! 』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。
1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。
早稲田大学特命教授と「大隈塾」塾頭を務めた(2017年3月まで)。
『朝まで生テレビ! 』(テレビ朝日系)、『激論! クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。
【著者紹介】
田原総一朗 : 1934年、滋賀県生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所に入社。東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経てフリー。「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)、「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会を務める
望月衣塑子 : 1975年、東京都生まれ。新聞記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京中日新聞社に入社。千葉支局、横浜支局を経て社会部で東京地検特捜部を担当。その後経済部などを経て社会部遊軍となり、官房長官記者会見での鋭い追及など、政権中枢のあり方への問題意識を強める。著書『新聞記者』(KADOKAWA)は映画化され大ヒット。日本アカデミー賞の主要3部門を受賞するなど大きな話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kawa さん
読了日:2022/10/05
香菜子(かなこ・Kanako) さん
読了日:2023/06/18
risu さん
読了日:2021/02/06
Book shelf さん
読了日:2021/01/12
ヘミングウェイ・ペーパー さん
読了日:2021/01/01
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