報道現場 角川新書

望月衣塑子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040823942
ISBN 10 : 404082394X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
272p;18

内容詳細

コロナ禍で官房長官会見に出席できなくなった著者は、日本学術会議の任命拒否問題や名古屋入管のスリランカ人女性死亡事件など、調査報道に邁進する。その過程で、旧態依然としたメディア、そして自身の取材手法を見つめ直していく。「権力者が隠したい事実を明るみに出す」がテーゼの記者が見た、報道の最前線。

目次 : 第1章 会見に出席できなくなった/ 第2章 取材手法を問い直す/ 第3章 日本学術会議問題と軍事研究/ 第4章 フェイクとファクトの境界線/ 第5章 ジェンダーという視点/ 第6章 ウィシュマさんの死が私たちに問いかける/ 第7章 風穴を開ける人たち

【著者紹介】
望月衣塑子 : 1975年、東京都生まれ。東京新聞社会部記者。慶應義塾大学法学部卒業後、東京・中日新聞社に入社。千葉、神奈川、埼玉の各県警、東京地検特捜部などを担当し、事件を中心に取材する。経済部などを経て社会部遊軍記者。17年6月から菅官房長官の会見に出席。質問を重ねる姿が注目される。そのときのことを記した著書『新聞記者』(角川新書)は映画の原案となり、日本アカデミー賞の主要3部門を受賞した。現在は、入管や外国人の労働問題などをテーマに取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    SNSやネット社会になって、より多角な視点で物事を眺められるようになった。著者が言うネット情報は嘘ばかりというのも事実ではあるが、マスメディア以上に鋭い真実や考察を含んだ情報も多々あるのに加え、あらゆる視点からみる物事から導かれる考え方や解決策というのはとても一つになりえない。公平というのは数学の線分が実際は見えないのと同じように想像の産物に過ぎない。情報消費者としては、あらゆる偏りのある情報を幅広く俯瞰した上で、自ら考えを構築するほかない。記者に対しては、ネットで拾えない現場に密着した情報を集めてほしい

  • おいしゃん さん

    著者に対してはさまざまな声があるが、この本を読む限り、極めてピュアに報道の使命を全うしているように感じる。あとは本人も言及するとおり、質問が長いため対象者をさらにイライラさせてしまっているようで勿体無い。著者を取り上げた映画「新聞記者」はぜひ見てみたい。

  • しんすけ さん

    本書の最大の主張は下記にあるのでないだろうか。 「新聞記者に求められているのは黙っていれば発表されるニュースを半日、早く報道することではない。読者が知りたいと思っていること。だれもが気付いていない問題を察知し、世に問うこと、これしかない。」『報道現場』p75-76 しかし現実の新聞の多くは、読者の知りたいことを教えてくれない。それよりも都合が悪いことが隠されているとしか思えない。 それは3.11以降は顕著なものになっていったのでないか。本来なら全廃してしかるべき原発は未だ存在している。

  • jima さん

    大きなもの、強いものに飲まれない、忖度しない。すごい。

  • Melody_Nelson さん

    以前、武器輸出についての彼女の本を読んだが、本書に書かれている学術会議も絡んでいたので、現在の思いは複雑だろう。本書では、例の任命騒動の取材裏の話が面白かった。また、ウィシュマさん事件についても読みごたえがあったが、つくづく日本は「人権」についての思慮が浅いと思わざるを得ない。ちょっと取材対象に入り込みすぎる(感情移入しすぎる)かな、という印象もあるが、今後も圧力に負けずに取材を続けてほしい。

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