ゴールドマン・サックスM & A戦記 伝説のアドバイザーが見た企業再建の舞台裏

服部暢達

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784822255688
ISBN 10 : 4822255689
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
326p;20

内容詳細

名ファイナンシャル・アドバイザーが見た日本のM&A20年史。会社法、金融商品取引法、国税庁通達、ファイナンス理論などを駆使して、ハードワークでディールをまとめる、知力と体力の「総合格闘技」M&A交渉の真実。

目次 : 第1章 ゴールドマン・サックス・ニューヨーク本社/ 第2章 ゴールドマン・サックス東京支店/ 第3章 日本の超大型M&A時代 その1/ 第4章 日本の超大型M&Aの時代 その2/ 第5章 ゴールドマン・サックスの14年半を振り返る/ 第6章 自立のススメ―若いビジネスマンへ/ 参考資料

【著者紹介】
服部暢達 : 早稲田大学大学院経営管理研究科客員教授、慶応義塾大学大学院経営管理研究科客員教授。服部暢達事務所代表。1981年東京大学工学部卒業。日産自動車に入社。1989年マサチューセッツ工科大学(MIT)スローンスクール経営学修士課程修了。1989年、ゴールド・マンサックス証券に入社。ニューヨーク、東京に勤務。1998年から2003年までマネージング・ディレクターとして日本におけるM&Aアドバイザー業務を統括。ファーストリテイリング、博報堂DYホールディングスなどの社外取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • k5 さん

    通り一遍のものを想像していたのですが、想像を遥かに超えて面白かったです。GSが株式上場した際に得した人たちへの感恨みごともちゃんと書いてあるし、個々のエピソードのリアリティも充分なのに高度な財務知識なしでも読めるあたり、賢い人は違うなあ、という感じ。自分の人生、快不快原則だけでここまで生きてきて、キャリア形成についてあんまり考えたことなかったですが、大学生くらいでこういう本読んでると違うのかな。大学生時代の自分に会ったら、「偏見捨てて一回読んでみたら」と思う一冊ではあります。

  • Willie the Wildcat さん

    Greedy!”対等な自立”が根底。自費留学への切替が象徴。華やかなM&Aの”戦記”も、著者の最終目的地への通過点という印象。懐かしい歴史の中でも「AOL日本法人の再編」は記憶に残る。US時代のISPだったこともあり、その後の紆余曲折に注視していた。パッカードベルも同様。学生時代に一世風靡した”嵐”も懐かしい。興味深いのはやはりバノン氏。印象良くないなぁ。(笑)敢えて提言するのであれば、企業の”その後”をもう少しだけ補足頂けると、M&A戦略の深みがでたかなぁと感じます。

  • あすなろ@no book, no life. さん

    M&Aは苦しい。そして意外性の連続。その分、濃縮されたドラマ・ゲームを味わえる。書かれている稲盛氏が言う事の意味・税法や法の制約の壁と突破等。その事例はダイムラー・日産、KDDIやJFE等。MBAや学部の日本版として通用しそう。加えてアカウンティグに関する件も皆に知って欲しい。我が国ではジャーナルエントリー即ち簿記に基礎拘泥し過ぎ。米等では出来上がった財務諸表から把握と判断することを重視する。この素養を得、実践で見方を養う。そのうち自然に実態BSが相手やりとりや作業しながら頭に描ける様になるのだ。↓

  • TATA さん

    ゴールドマンで長年にわたりM&Aに従事した筆者の思い出が詰め込まれた「私の履歴書」拡大版というところ。タイトルが「戦記」なので期待して読んだディールの舞台裏ですが正直もう少し踏み込んでほしかったなあという印象。まあ、守秘義務とかもあるだろうし仕方ないですね。とはいえ、この業務のダイナミズムは垣間見れました。大企業の意思決定の核心に働きかける訳ですからタフでしょうけどやりがいは感じるでしょうね。

  • aloha0307 さん

    略称:GS 金融機関の雄 かつてこのGSと競合、ときに協調した案件を思い出す。彼らが資本拠出しなかった残余部分を担当したことがあったけ。(本書にもその案件出てました。 かなり自虐感 苦笑)とにかく、他の銀行とは狙う案件が一桁違うのでです。伝説のアドバイザー:服部さんの経歴が凄いなんてものじゃないですね。「会社は自分の味方ではない。敵とは言えないが、黙っていても何かを施してくれるものでは絶対にない」〜その通りです!

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