保育園は誰のもの 子どもの権利から考える 岩波ブックレット

普光院亜紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002709772
ISBN 10 : 4002709779
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
64p;21

内容詳細

保育園に入れない、いわゆる待機児童が問題になって久しい。一方では保育園の量的改善のため規制緩和によって、十分なスペースも、保育者の手も目配りも不足しがちな施設が増えている。選択肢は増えても、不安は増すばかり。そもそも保育園は誰のもの?誰のための「便利」?子どもにとって最良の保育とは何か。日本が批准している「子どもの権利条約」に立ち戻り、原点から問い直す。

目次 : 第1章 保育を必要としているのは誰か/ 第2章 社会のインフラとしての保育/ 第3章 「質」は後回しにはできない/ 第4章 「安心して産み育てられる社会」へ

【著者紹介】
普光院亜紀 : 出版社在職中に二人の子どもを保育園に預けて働く。「保育園を考える親の会」代表。保育ジャーナリスト。保育、仕事と子育ての両立の分野の執筆・講演活動を行うほか、国や自治体の保育・子ども施策に関わる委員会等の委員を務める。白梅学園短期大学、上越教育大学、浦和大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう。 さん

    現在、待機児童対策は安倍政権のなかではあくまでも生産力をあげるための安価な女性労働力の活用でしかありません。しかし、この本はそもそも保育園って子どもや親たち、地域のみんなのものだよねという問いかけがなされていたと思います。安易な規制緩和路線についても批判されていました。現状の保育制度に対する捉え方には誤りがあると思いましたが、権利としての保育を考えるうえでは一つの材料となるブックレットだと思いました。

  • 飯田正人 さん

    保育園は子どもが健やかに育つために、親が安心して生活し子育てをするために、社会が次世代を育み持続可能になるために必要なもの。共働き化によるニーズ急増に保育園の拡充は追いついておらず、基準緩和と詰め込みで量の対策はとってきたが保育の質の劣化を招いた。保育士不足も深刻、待遇がよくないため有資格者が他の仕事を選んでしまう。

  • ネギっ子gen さん

    表題の問いの答えは「保育園は、子どもが健やかに育つために必要とするもの、親が安心して生活し子育てをするもの、社会が次世代を育み持続可能になるために必要とするもの」と。その通り。「子ども自身が安心して楽しく通える保育園でなければ、その育ちを保障」できない。だからこそ、「保育園の質」が問われることになる。また、児童虐待対策で保育園への期待も大きい。「保育園が早めに家庭の困難に気づき」適切な支援をすれば、子どもが保護される事態を減らすことができる。されど、保育園の基準は緩和され保育園の余力が奪われている現状は。

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人物・団体紹介

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普光院亜紀

保育園を考える親の会代表。ジャーナリスト。兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務。保育園に子どもを預けて働き続け、第1子の学童保育卒業を機に独立。保育園を考える親の会代表として活動する中で、国や自治体の保育関係の委員会、保育施設評価業務などにもたずさわる。2011年に東洋大学大学院福祉

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