アクセシブルデザインの発想 不便さから生まれる「便利製品」 岩波ブックレット

星川安之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002709390
ISBN 10 : 4002709396
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
62p;21

内容詳細

シャンプー容器側面のギザギザ、ONスイッチを示す凸点、周波数の低い報知音、車椅子で乗降できるノンステップバス、片手で開閉できる傘…。これらは、アクセシブルデザインと呼ばれ、障害の有無にかかわらずより多くの人々が日常を暮らしやすくするための工夫が盛り込まれている。ちょっとした工夫で、より多くの人にとって日常が暮らしやすくなる。開発・普及活動の中心にいて国際規格化にも関わってきた著者が、アクセシブルデザインの可能性を語る。

目次 : はじめに―目からウロコの「便利製品」たち/ 第1章 それはおもちゃの開発から始まった/ 第2章 「小さな凸」を他業界へ―何が便利か、みんなで考える/ 第3章 便利さのルールを広げる/ 第4章 輪を重ね、大きくする/ おわりに 「不便さ解決」のたすきをつなぐ

【著者紹介】
星川安之 : 1957年生まれ。公益社団法人共用品推進機構専務理事。1980年に自由学園最高学部卒業、トミー工業株式会社(現・株式会社タカラトミー)入社。1999年、共用品推進機構設立。2002年度より日本点字図書館の、2010年度より日本規格協会の評議員。平成26年度工業標準化事業経済産業大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • モリー さん

    「アクセシブルデザイン」とは、「福祉用具と一般製品の中間的な位置にある、多様な人の身体的・感覚的・認知的特性に対応した、直感的で分かりやすい工夫と、それを応用した製品とサービス」のこと。長年アクセシブルデザインに関わってきた著者、星川安之さんが踏み出した小さな一歩が、多数の関係者を巻き込みながら社会の仕組みを変えてきた経緯と、現在の課題及び今後の展望がすっきりコンパクトにまとめられている。「より多くの人に住みやすい社会を作るのは、同じ社会に生きる私たち全員に与えられた責務」という著者の言葉に共感した。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    国連が提唱した1981年の国際障害者年のテーマは完全参加と平等(5頁)。2006年施行のバリアフリー新法は、公共交通機関や施設が、障害者を含め、多くの人に利用しやすいことを定めた法律(35頁)。アクセシブルミーティング:さまざまな特性をもった人が参加できるように、配慮された会議(38頁図10)。ソフトとしてのアクセシブルデザインは、ハードとしての製品以外の部分を指す(46頁)。

  • えも さん

    先日参加した学習会の資料に出てきたので読んでみた。ユニバーサルデザインは知ってたけどアクセシブルデザインという言葉は知らず、なるほど知識が身についた気分♪■岩波ブックレットは初めて。こんな形でテーマ毎に薄く(67ページ)作られていると、新書より気軽に手に取ることができて良いかもね。

  • T M さん

    アクセシブルデザインの入門書。タカラトミーで障害児が使える玩具を企画してきた筆者と仲間達の共用品デザインをめぐる歩み。 共用品に興味が湧きました。

  • かりん さん

    4:《道路の段差2cmの秘密。誰もが便利なデザインへ。》障害のある人ない人がともに便利に使えるアクセシブルデザインについて簡易に書かれたブックレット。今後の高齢社会にも重要。ルールはだれかが決めるもので、それを守るのが自分たちだ――そう考えていたところに持ちこまれた「JIS規格にしちゃえば?」という視点。鮮やかな転換の様子が読者にも感じられた。道路の段差2cm、国立障害者リハビリセンターができて変わった新所沢の商店街、電動歯ブラシ、「不便さ調査」から「良かったこと調査」へ、「実行する」と決心した人の存在。

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