Product Details
ISBN 10 : 4087206858
Content Description
一九九〇年代、大学から「教養」の名を冠した学部が次々に姿を消した。それに呼応する形で専門知・実用知の優位性が喧伝されると、いまや「教養」はかつてのエリート達による懐古趣味のようなカビ臭い存在になってしまった感がある。しかし、本来の教養は、行き過ぎた専門知の追究に対して物事を多角的に捉える視点を与えるものでもあった。本書では、そうした意義に加え、人格的な豊かさを体現するためにも不可欠な教養の意味を問い直し、今の時代にも活きる新しい形を提示する。東大教養学部で長年教えた著者が授ける教養の力。
目次 : 第1章 「教養」は変質しているか(教養人をイメージしてみる/ 「なんとか教養」の謎 ほか)/ 第2章 学問/知識としての教養(ヨーロッパにおけるリベラル・アーツの起源/ 中国から輸入した教養 ほか)/ 第3章 教え授ける/修得する行為としての教養(教養は誰がどのように授けるものか/ 高校の授業の余談における教養教育 ほか)/ 第4章 身につくものとしての教養(知識/ 知的技術 ほか)/ 第5章 新時代の教養(情報処理の今、昔/ 情報選別の基準その一―情報提供源の信頼性 ほか)
【著者紹介】
斎藤兆史 : 1958年、栃木県出身。東京大学大学院教育学研究科教授。専門の英学・英語教育の他、英文学の翻訳も数多く手がける。英ノッティンガム大学英文科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部で長年教鞭をとった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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mitei
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mazda
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Saiid al-Halawi
読了日:2014/03/31
KAZOO
読了日:2013/04/23
takeapple
読了日:2015/04/26
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