名古屋駅物語 明治・大正・昭和・平成‐激動の130年 交通新聞社新書

徳田耕一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784330668161
ISBN 10 : 4330668165
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
239p;18

内容詳細

中部圏のゲートシティー名古屋市。玄関口の「名駅」は、JR、名鉄、近鉄、名古屋市営地下鉄の駅が集まる交通の要衝。そのランドマークともいえるのがJR名古屋駅の複合型超高層ビル「JRセントラルタワーズ」だ。同駅は平成28年5月1日に開業130周年を迎えた。前身の国鉄(鉄道局)名護屋駅の開業は明治19年(1886)の同日で、翌20年に名古屋と改称。昭和12年(1937)2月1日に現在地へ移転し、当時としては東洋一の駅ビルを構えた。本書は、名古屋駅の明治〜平成の動向を、同駅近隣で生まれ育ち、今も居住する生粋の名古屋人がまとめた、“波瀾万丈の名駅”130年を語る回顧録でもある。

目次 : 第1章 “名古屋飛ばし”を免れ設置された初代名古屋駅/ 第2章 東洋一の新しい名古屋駅が竣工/ 第3章 名古屋大空襲と戦後復興期の「名駅」/ 第4章 昭和30年代高度成長期の名古屋駅/ 第5章 “夢の超特急”東海道新幹線が開業/ 第6章 名駅の“第2次改造”昭和40年代の動向/ 第7章 民営化を意識した国鉄の意気込みJR東海の誕生昭和50〜60年代の動向/ 第8章 名古屋駅の新しい駅舎は「JRセントラルタワーズ」昭和末期から平成時代の動向

【著者紹介】
徳田耕一 : 交通ライター。昭和27年(1952)、名古屋市生まれ。名城大学卒業。旅行業界での経験もあり、観光系の大学や専門学校で観光学などの教鞭をとり、鈴鹿国際大学と鈴鹿短期大学では客員教授を務めた。また、旅行業が縁で菓子業界との関係もでき、観光土産の企画や販路拡大などにも活躍。鉄道旅行博士。はこだて観光大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • RYOyan さん

    あの複雑な名駅の成り立ちがよく分かった!新幹線が開業する前の名古屋駅にタイムスリップしてみたい!そして駅裏のバラック街を探検するのだ(笑)それにしてもタワーズの前の駅ビルが昭和12年築だったというのは衝撃的☆

  • チョビ さん

    戦前までの名古屋駅の歴史はほんとーに歴史書を読んでいるようで正直「誰が書いても一緒」なのだが、名古屋駅の太閤口側に住んでいた、著者の見たもの聞いたものが入ってくる戦後〜現在の名古屋駅とその周辺の発展になってくると面白くなってくる。ただしあくまで「列車」と「駅」の話で、駅周辺の環境の話が少し少なかった。何にしても駅前周辺の地理に詳しい方と「鉄分」の強い方にはオススメ。

  • やまほら さん

    名古屋駅近くに生まれ育った著者の思い出も交えた名古屋駅の歴史。東海道新幹線開業あたりまでが中心で、後は駆け足で通り過ぎている。名古屋駅がほぼ南北(東京方が南)になっていることは、感覚的にわかりにくく、最初に地図を置いてほしかった。

  • ヨースト さん

    名古屋生まれ・名古屋育ち、名古屋駅と共に人生を歩んできた著者による、名古屋駅の歴史を描いた本。 単に資料を集めてきて歴史を淡々と述べるだけに留まらず、著者自身が目撃してきた出来事も交えているので、独特のリアリティがある。 但し、出版元からも分かるようにあくまでも鉄道と駅がメインなので、駅周辺の開発、発展については情報が薄い。 また、前半から中盤に力を割き過ぎて、後半、すなわちここ最近の事に関しては息切れ感がある。それらの点を除けばそれ相当に楽しめると思う。

  • まちこ さん

    駅西太閤通すぐの実家で育ったという徳田氏の、溢れんばかりの名古屋駅愛と知られざる私史も雑えたほっこり名古屋駅ストーリー。良い本です。名古屋駅の成り立ちがこれ一冊でわかる。昔からあったコンコースには大食堂と風呂屋があった、風呂や併設の洗濯屋では夜行で来た女性客の下着もちゃんと洗ってこっそり返してあげたとか古き良きホスピタリティー満載。路面電車全盛時代、新幹線乗り入れと闇市が立った「駅裏」の浄化、名鉄と近鉄の乗り入れ、地下鉄の開通。2人の「須田ヒロシ」さんが名駅を発展させた話も印象的。

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徳田耕一

交通ライター。昭和27年(1952)、名古屋市生まれ。名城大学卒業。名古屋駅の近くで生まれ育ち、今も居住する生粋の名古屋人。周囲の環境から鉄道に興味を抱き、半世紀以上に亘り名古屋都市圏の鉄道の動向を記録してきた。旅行業界で活躍した経験もあり、実学を活かし観光系の大学や専門学校で観光学の教鞭をとり、鈴

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