特捜検察の正体 講談社現代新書

弘中惇一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065308776
ISBN 10 : 4065308771
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;18

内容詳細

なぜ冤罪は繰り返されるのか?村木厚子、角川歴彦、小沢一郎、カルロス・ゴーン、堀江貴文、鈴木宗男らの弁護を担当。検察が最も恐れる無罪請負人が明かす日本最強の捜査機関危険な手口20。

目次 : まえがき 特捜検察、二〇の手口/ 序章 特捜事件とはなにか/ 第1章 修正不可能!検察官ストーリー強要捜査/ 第2章 裏司法取引/ 第3章 「人質司法」という拷問/ 第4章 マスコミ情報操国で「犯罪者」を作り出す/ 第5章 裁判所を欺く姑息なテクニック/ 第6章 特捜検察は変わっていない/ 第7章 さらなる暴走を食い止めるには

【著者紹介】
弘中惇一郎 : 弁護士。法律事務所ヒロナカ代表。1945年、山口県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1970年に弁護士登録。クロマイ事件・クロロキン事件などの薬害訴訟や、医療過誤事件、痴漢冤罪事件など、弱者に寄り添う弁護活動を続けてきた。三浦和義事件(ロス疑惑)、薬害エイズ事件、村木厚子事件(郵便不正事件)、小沢一郎事件(「陸山会」政治資金規正法違反事件)など、戦後日本の刑事訴訟史に残る数々の著名事件の裁判で無罪を勝ち取った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    連日のニュースに触れ、特捜部は果して「正義の味方」なのかと本書を手にする。村木厚子事件、ゴーン事件など数々の事件の弁護で検察と闘ってこられた著者は、特捜部の卑劣な手口を徹底的に批判する。国策捜査、ストーリー強要、シナリオ尋問、身柄拘束・人質司法…。検事の名前も堂々と実名で示しての具体的な記述には、高い信憑性を感じる。特捜部の非道さに加えて、特捜部が小出しにリークする情報をそのまま伝え、世論操作に手を貸しているメディアの体たらくも大きな罪だと思う。私たちが毎日見せられているニュースは、そういう情報なんだ。

  • よっち さん

    村木厚子、角川歴彦、小沢一郎、カルロス・ゴーン、堀江貴文、鈴木宗男らを担当した弁護士が、冤罪を生み出す日本最強の捜査機関の危険な手口を詳細に解説する一冊。ロッキード事件で一躍注目を浴びた特捜検察。ストーリー優先の証拠集めで供述調書を作文し、弱みを握って都合の悪い部分は目をつむり、隠蔽・改竄・破棄でミスリードする操作手法。新聞やワイドショーでも当たり前のようにそんな報道がされれば、見た人もそんなものかと感じてしまうわけで、なかなか当事者にはならないと思いたいですけど、少しずつでも変わっていってほしいですね。

  • だまし売りNo さん

    捜査機関の供述調書は話を聞いたことをまとめたものではなく、自分達が描いたストーリー通りに書くものに過ぎない。検察官にとって都合の悪い話は排除されるので、事実と異なる調書が作られてしまう。取り調べ時に検察官が威圧的態度によって無理やり調書にサインさせることは、珍しくないのである。

  • 読特 さん

    薬害エイズ事件の安部英氏、IR汚職事件の秋本司氏、「疑惑のデパート」と追求された鈴木宗男氏。彼らは本当に法を犯したのだろうか?疑ってみる人は今ではかなりの少数派。数々の反証。それが世にでることは決してなかった…証拠の隠蔽・改竄。家族を逮捕すると脅しをかける。疲弊させて、相手を追い込む。保釈という名の餌を吊るして従わせ、自らの出世の「事実」を作る…組織の中で生き残りをかける検察官。騙され続ける裁判官。苦虫を潰す弁護士。法曹に進むことは幸せだろうか。悪行を咎められぬ現世の日本。命の果てる時、彼らは何を思うか。

  • かずぼう さん

    最強無敵の特捜部、自ら事件の発端を見つけて捜査し逮捕、さらに起訴権もある、これらの一体化により「特捜に目をつけられたら必ず起訴される」と恐れられる。弁護士事務所を家宅捜索するシーンは興味深い。暴走するパトカーを取り締まるものは無い。

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弘中惇一郎

弁護士。法律事務所ヒロナカ代表。1945年、山口県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1970年に弁護士登録。クロマイ事件・クロロキン事件などの薬害訴訟や、医療過誤事件、痴漢冤罪事件など、弱者に寄り添う弁護活動を続けてきた。三浦和義事件(ロス疑惑)、薬害エイズ事件、村木厚子事件(郵便不正事

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