福島 原発と人びと 岩波新書

広河隆一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004313229
ISBN 10 : 4004313228
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
240

内容詳細

全世界に衝撃を与えた福島原発事故。日々の生活を奪われた人々、放射能の不安の中で暮らす子どもたち、事故処理に携わる作業員らの声を、発生直後から現地取材を重ねてきた著者が克明に報告する。写真多数。

【著者紹介】
広河隆一 : 1943年、中国・天津市に生まれる。1967年、早稲田大学教育学部卒業。同年イスラエルに渡り70年に帰国。その後、フォトジャーナリストとして中東諸国を取材。レバノン戦争とパレスチナ・キャンプの虐殺事件の記録で、よみうり写真大賞、IOJ国際報道写真コンテスト大賞・金賞受賞。チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で、講談社出版文化賞受賞。『写真記録パレスチナ』(日本図書センター)で土門拳賞受賞。現在、『DAYS JAPAN』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    著者の広河隆一氏は、『DAYS JAPANの』編集長で、フォトジャーナリスト。これまで、チェルノブイリの報道と支援を継続的に行ってきた。ここでも第7章で「チェルノブイリから何を学ぶか」を設けている。それ以外はすべて徹底した福島の実見ルポである。原発事故後に、東電、政府、大手マスコミがこぞって行ってきたのが、隠ぺいであり、ただちに人体に影響はないとの欺瞞だった。そのために不必要なまでに多くの人たちが放射線を浴びることになった。そして、それ以降の言論統制のあり方は、まるで戦時下のそれを思わせるかのごとくだ。

  • kinkin さん

    あの地震そして原発の事故から4年。いまだに放射能は漏れ続けている。発生当時、ただちに危険な状況にないと発表していた裏では、東電・政府・マスコミによる情報統制が行われていたということ。また原発と戦争に共通なのは「加害者は市民の被害を隠す」という言葉が印象的だ。当時気づかないまま大量に放射線を浴びた人たちも多いはずだ。これから様々な病気が出てきても原発との因果関係は認められないという見解が発表されてまた闇につつまれるのではないか。オリンピックや海外観光客の増加で笑っている世間の中にはまだ苦しむ人は多いと思う。

  • 燃えつきた棒 さん

    怒りのあまり、珍しく読書が捗った。 忘却とは忘れ去ることなり 忘れ得ずして 立ちつくす者を 変人といふ  『原発から二〇キロ圏内の浪江町に住み、南相馬市の小学校に避難した男性は、 ―中 略― 東電社員が謝罪に訪れた時のことをこう話した。 「土下座なんて誰でもできるよね。で、おれらが何聞いても「分かりません」って。だから質問するのが馬鹿らしくなってきて。おれはマスコミも信じてないからね。信じたらだめなんだ、自分で判断しないと。本当のことなんだか、どうなんだか分かんねえんだから」』

  • syota さん

    T.今まで原発事故を扱った本は読まずにきた。それでなくとも思い出すたびに怒りがこみ上げてくるのに、これ以上カッカしたくないという気持ちもあったと思う。ただ、あれから5年。そろそろ冷静に読めるかな、と考えたが、やはり読むと、当時の怒りがまた蘇ってくる。本書では、私が住んでいた地域のことも触れられていて、著者が批判している説明会は、私も聴きに行った記憶がある。原発の構造上の問題や東電の安全軽視体質はひとまず棚に上げるとしても、許せないのは事故後の情報隠蔽。(Uへ続く)

  • makimakimasa さん

    人としてはクズだが、本は良い。特にチェルノブイリ50回以上の取材経験は大きい(関係者の病死者が多過ぎで怖い)。通常は毎時0.06マイクロシーベルト、年間許容量は1000マイクロ=1ミリシーベルト(後に福島だけ突然20倍に基準変更)、3〜4月に原発構内で作業した8338人中111人が100ミリシーベルト以上被爆(最高678)、過去に癌発症で労災認定された10人中9人が100ミリシーベルト以下(最低5)。政府は体質として情報を隠しNHKは追随。「直ちに安全に影響は無い」は急性障害を指し、晩発性障害は含まず。

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広河隆一

1943年、中国・天津市に生まれる。1967年、早稲田大学教育学部卒業。同年イスラエルに渡り70年に帰国。その後、フォトジャーナリストとして中東諸国を取材。レバノン戦争とパレスチナ・キャンプの虐殺事件の記録で、よみうり写真大賞、IOJ国際報道写真コンテスト大賞・金賞受賞。チェルノブイリとスリーマイル

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